今夏の甲子園1回戦(対日本文理高、新潟)で5回からリリーフ登板した谷幸之助の投球フォーム。5イニングを投げて被安打1、4奪三振、5四死球、1失点の内容で勝利に貢献した。

開きを抑える右ヒザの使い方

写真/ベースボール・クリニック

 谷の課題の一つとして指導する米澤貴光監督は、「テイクバックに向かうタイミングから右腕に力が入っていた」ことを挙げる。そのことで右手が先行して平行移動中の早期に胸を捕手側に向ける投げ方になり、下半身からの力の伝導が遮られていた。

 捕手側に胸を向ける時期をできるだけ遅らせ、「間」を長く取って投げるために改善したポイントが軸足である右ヒザの使い方。「以前は左足を上げた体勢から、並進移動に移る早い段階で右足のスネが捕手側に傾いていました。これをできるだけ長く地面に垂直に近い状態で立てて使うようにし、重心が軸足に乗っている時間をつくりました」。

 この試合のフォームを「ベストに近い」と評価した米澤監督。ステップしてからリリースまでの「間」が長く、ヒジが高い位置まで上がって、上からたたいて投げられていたことがキレのあるボールを投げられた要因となった。ステップ足にしっかりと乗ったフィニッシュ姿勢も、スムーズな重心移動が可能にしている。

谷幸之助(たに・こうのすけ)
東京都・八王子市立上柚木中出身(八王子リトルシニア)
177cm82kg/右投左打

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