今夏の甲子園2回戦(対広島商高、広島)で、先発した丹羽淳平が初回に打球を顔面に受けるアクシデントを受け、2回からリリーフ登板した中川響の投球フォーム。8イニングを投げて被安打8、3奪三振、2四球、5失点(自責は4)の内容で、逆転勝ちに貢献した。

力感のない安定したフォーム

写真/ベースボール・クリニック

 高校入学直後に右ヒジを手術。投げられない1年間ほどで体づくりに励み、180㌢80㌔の体格の土台をつくった。さらに、手術をした個所への負担がかからないフォームへの変更に着手。もともと大きくテイクバックを取って上体の力を使って投げていたものを、下半身からの力の伝導で効率良く投げられるものに、モデルチェンジを果たした。

 指導する佐藤貴博監督がポイントの一つに挙げるのが体重移動。片脚立位時からステップまで上体が屈んだり、反ったりすることなく、軸が立ったまま並行移動している。

 フォームの構築には1学年上のエースだった金村尚真(現・富士大)の影響を多分に受けているとのこと。医師などの助言も仰ぎながら力感のないフォームを身につけた。

中川響(なかがわ・ひびき)
岡山県・美作市立美作中出身(美作ボーイズ)
180cm80kg/右投右打

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