10月26日に行われる第96回箱根駅伝予選会。今回は本戦出場10枠を争って43チームが出場する。果たして年明けのひのき舞台に立つのはどのチームか? 上位通過候補をはじめ、出場枠をかけた戦いを占ってみる。

写真=シーズンを通して好調を維持する東京国際大のエース・伊藤(右)と13年ぶりの予選会となる早大・太田
撮影/田中慎一郎、菅原 淳(陸上競技マガジン)

上位通過候補は?

 今回の上位通過候補とみられるのが、東京国際大、明治大、早稲田大、中央大らだ。

 東京国際大は6月に行われた全日本大学駅伝の関東地区選考会をトップ通過。力のある留学生を擁し、日本人選手も7月のユニバーシアード・ハーフマラソン銅メダルの伊藤達彦ら4年生が充実している。

 明治大は10000m27分56秒45を持つエースの阿部弘輝、28分37秒35の中島大就(共に4年)を欠く厳しい状況だが、小袖英人(3年)ら有力選手がそろう。

 13年ぶりに予選会に出場する早稲田大も、万全の布陣ではないが、太田智樹(4年)、中谷雄飛(2年)らで上位通過を果たしそうだ。

 中央大はエントリーメンバー14人のうち、4年生は舟津彰馬のみ。池田勘汰(3年)、三浦拓朗(2年)らの総合力で、最多93回目の本大会出場に挑む。

 このほか、日本体育大、神奈川大、城西大も無難に通過圏内に位置しているといえるだろう。

箱根予選会エントリーリスト/関東学生連盟HPより

連続出場、返り咲き、初出場

 前回は第95回記念大会だったため、通常より2校多い22校と、予選会で落選した大学の選手による関東学生連合(オープン参加)の計23チームが本大会に出場した。今回の予選会は、前回出場した大学のなかから2校は必然的に落選する厳しい戦いとなる。すでに7校を挙げた。残りは3枠だが、このなかでは日本大、大東文化大が有力だ。

 ほかに連続出場を目指すのは国士舘大、山梨学院大、上武大の3校で、特に山梨学院大と上武大は初出場からそれぞれ33年、11年と連続出場中。共に粘り強いチームだけに、本大会への切符を手にしたい。

 返り咲きを期すチームでは、創価大に注目。27分38秒05のムソニ・ムイル(4年)を擁し、3年ぶりの本大会出場を狙う。一方で、麗澤大は悲願の初出場に向けて意欲を燃やす。前回の予選会は次点の12位だったが、関東学生連合で4区を経験した国川恭朗(4年)を中心に1年間の成長の証を示したい。

 まもなく運命の号砲が鳴る。

文/石井安里

★参考記録
 箱根予選会出場校10000m平均ランク20傑

順/チーム/平均タイム/昨年順位/昨年成績
1)明 大  28分53秒24 5 10時間41分06秒
2)城西大  29分14秒10 ─ シード   
3)創価大  29分14秒40 15 10時間50分39秒
4)東国大  29分16秒72 6 10時間41分15秒
5)早 大  29分17秒20 ─ シード
6)中 大  29分18秒25 8 10時間42分55秒
7)国士大  29分19秒35 9 10時間45分39秒
8)山梨学大 29分20秒17 10 10時間46分27秒
9)大東大  29分24秒05 7 10時間42分16秒
10)日体大  29分24秒40 ─ シード
11)日 大  29分29秒66 ─ 関東インカレ成績枠
12)神奈川大 29分30秒88 3 10時間39分16秒
13)上武大  29分42秒12 11 10時間46分51秒
14)専 大  29分42秒92 14 10時間49分23秒
15)東農大  29分46秒59 16 10時間53分49秒
16)駿河台大 29分48秒86 18 10時間58分24秒
17)亜 大  29分48秒91 13 10時間48分54秒
18)武蔵野学大29分49秒19 24 11時間08分23秒
19)麗沢大  29分58秒09 12 10時間48分41秒
20)筑波大  30分00秒61 17 10時間55分23秒
記録は10月7日判明分。出場条件に基づき、2018年1月1日以降の競技会で10000m34分以内の公認記録を有する選手が10名以上いるチームを集計。
留学生が複数いる場合は、記録が良い選手1名を採用した。

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