■第96回東京箱根間往復大学駅伝競走
1月3日に行われた復路では、青山学院大が10時間45分23秒の大会新記録で2年ぶり5度目の総合優勝を果たした。原晋監督が今大会に臨むにあたり、「青学は強かった、やっぱり今年の4年生は強かった、と大手町で思ってもらえるような駅伝をしたい」という思いを込めてテーマとして掲げていた「やっぱり大作戦」は、見事に具現化された。

写真上=V5のポーズでカメラ撮影に応える青学大の面々
撮影/田中慎一郎(陸上競技マガジン)

 1月2日の往路で5時間21分16秒の区間新記録で3年ぶり4度目の往路優勝した青山学院大学が、復路でも1位を守り続け、10時間45分23秒の大会新記録で2年ぶり5度目の総合優勝。記者会見で語った喜びの声をお届けする。

原晋監督
4連覇のころは当たり前のことを当たり前のようにやった結果として優勝できて、感激が湧き出てくるというのはそれほどなかったんですけど、昨年敗れまして、原の活動そのものを否定する方も中にはいらっしゃったと聞きます。陸上界の発展のため、スポーツ団体に負けない組織づくり、魅力づくりを大義として、さまざまな媒体で情報発信をさせていただいております。そのことを追求していくためにも、やはり勝たなければいけないというのは心にありました。1年間、私のわがままを聞いてくれた学生たち、特に4年生に感謝したいと思います。ついてきてくれてありがとう。そんな気持ちでいっぱいです。

1区
吉田圭太(3年)
区間7位

昨年度は9区を走って、総合優勝を目指してきたなかで優勝できなくて悔しい思いをしました。1年間、箱根駅伝で優勝することだけを考えて練習してきて、総合優勝できたことはうれしいです。

2区
岸本大紀(1年)
区間5位

(吉田)圭太さんがいい位置で持ってきて、自分が先頭を走ってついていくというイメージをしていました。その通り、前が見える位置で渡していただいて、監督からも余裕を持って走れと指示されて走りました。終盤になって、周りの選手がきつそうな顔をしていて、自分は余裕があったので、上り坂で仕掛けることができた。箱根駅伝優勝という目標をチームとして掲げていて、達成できてよかったですし、うれしいです。

3区
鈴木塁人(4年)
区間4位

1カ月間は、1区、2区と、トップでくるとイメージしながら、箱根に向けて練習してきたなかで、岸本がイメージ通り、1位できてくれた。うれしさ半分、プレッシャー半分でスタートしました。ライバルである東海大を離すことだけを考えて、タイムを意識せずに先頭で逃げられるだけ逃げようと思い、自分のペースで、自分らしくガンガン突っ込んでいきました。ヴィンセント(東京国際大)には抜かれてしまったけど、東海大を離すことができたので、与えらえた仕事は最低限できたんじゃないかと思います。最後の箱根駅伝、本当に悔いなく走ることができたと思います。

4区
吉田祐也(4年)
区間賞

2年生、3年生のときは11番目で(出走できず)悔しい思いをして、チームとしても準優勝に終わり、暗中模索のなかからチームはスタートしたわけですが、そのなかで4年生がまとまって、今回の優勝があると思います。1~3区までがいい位置で持ってきてくれて、往路優勝と復路優勝のために必死になって走った結果、タイムがついてきてくれて、非常にうれしい結果になりました。この4年間、どちらかといえばシンドイ思いばかりをしてきたんですが、最後の最後に箱根駅伝で優勝できて、個人としても区間賞を獲得できて、本当にうれしいです。悔いなく卒業できます。

6区
谷野航平(4年)
区間3位

昨日の往路のメンバーがみんないい走りができていて、その流れを絶対に切らしてはいけないという思いを持って、昨日は緊張とプレッシャーを感じていたんですけど、今日スタートラインに立ったらそのプレッシャーもなくなって、気持ちよくスタートました。それが区間3位につながりました。58分半が目標で、その記録に達成できてよかったです。チームも総合優勝できて本当にうれしく思います。

9区
神林勇太(3年)
区間賞

昨日の往路の選手と、8区までの岩見(秀哉)と上級生が頑張ってくれた姿を見て、僕が優勝を決定づける走りをしなければという思いで走り出しました。後ろとの差を気にしながらではありましたが、ペースも良く、監督からも「区間賞ペースでいけるぞ」と言われて、記録にも挑戦するような積極的な走りができたおかげで、結構な差をつけられました。僕がするべき仕事はできたのかなと。夢であこがれた箱根駅伝を走ることができ、チームとしても1年間苦しんできたなかで優勝できて、うれしい気持ちでいっぱいです。

構成/内田麻衣子(陸上競技マガジン)

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