静岡県高校総体の代替大会となる静岡県高校対校選手権の第1日目が、7月18日エコパスタジアム(静岡)で行われた。男子走幅跳では、深沢瑞樹(東海大翔洋高1年)が7m67(+0.5)の高1歴代最高を樹立した。

男子走幅跳で7m67(+0.5)の高1歴代最高記録を樹立した深沢
撮影◎石井安里

 5月に予定されていた静岡県高校総体の代替大会となる静岡県高校対校選手権第1日目が7月18日、静岡スタジアムエコパで開催され、男子走幅跳で深沢瑞樹(東海大翔洋高1年)が5回目に7m67(+0.5)のビッグジャンプを見せて優勝。2000年に藤川健司(脇町高・徳島)が樹立した高1歴代最高(7m55)を、20年ぶりに塗り替えた。2位には北川凱(2年)が7m49(+0.9)の自己新で続き、東海大翔洋高勢が好記録でワンツーを達成した。

「踏み切りが良くて、これはいったかなという感覚がありましたが、7m67とは……。記録を見てびっくりしました。まだ実感が湧きません」と喜びを語った深沢。同校を指導する菅間友一先生は、「今季中に7m50以上を跳べればいいと思っていたので、予想以上でした」と健闘をたたえた。

 早川中(山梨)時代には2年時にジュニア五輪Bクラスで優勝、3年時に全日中3位の実績があり、中学歴代5位の7m23を跳んでいるが、目指していた中学記録(7m40)の更新はならず。それだけに、今季は高1最高記録の更新に意欲を燃やしていた。

 この春には深沢の進学に合わせて、家族で静岡市内に引っ越し。新型コロナウィルス感染拡大による休校期間には、近所で短い距離を走れる場所を見つけるなどして加速動作を強化、満を持してシーズンインを迎えた。高校デビュー戦となった2週間前の県中部地区大会では、追い風4.2mの参考記録ながら7m53をマーク。6月に部活動が本格的に始まってからの質の高いトレーニングも、好調を維持している要因だ。

 身長182㎝、体重62㎏と細身の体格で、発展途上。菅間先生は「まだ筋力がありませんが、バネが持ち味。3年生になったときに8mを跳べたら」と期待を寄せる。

 10月には、広島で全国高校陸上大会が行われる。高校1年目での目標を早くも達成した深沢は、「新たな目標を考えます。広島ではレベルの高い戦いになると思うので、そのときのベストを出したい」と、さらなる高みへと向かっていく。

 また、女子やり投では昨夏の沖縄インターハイ3位の田畑美羽(磐田農高3年)が、最終6回目に大会新記録となる48m73を投げて2連覇。「50mを狙っていたので、悔しい気持ちが大きい」と納得はしていないが、昨年9月の県高校新人で右肘の内側を損傷して、4月まで投てき練習ができなかったなか、復活をアピール。10月の全国高校で優勝を目指すという。 

 このほか、男子100mでは昨年のU18日本選手権5位の島田開伸(浜松湖東高3年)が10秒54(-0.2)の自己新で圧勝。女子4×100mRは東海大翔洋高が46秒90で制し、3走の室月里莉花(3年)は55秒97の400mと合わせて二冠を獲得した。

文/石井安里

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