BBMカードの編集スタッフが担当カードの思い入れを綴るコラム。FUSIONが今回のテーマです。「毎回奪三振&完封」の裏で、61年前のカラー写真を発見する奇跡!
今季6月28日の西武戦(メットライフ)でオリックスの山本由伸が自身初の完投を完封でマークしたのですが、この試合では毎回三振も奪っていたのでした。
この「毎回奪三振&完封」というのは、前身の阪急時代から数えると、58年7月の米田哲也、62年5月の足立光宏、10年4月と14年4月の金子千尋以来4人目、5度目と意外にレアな記録だったのです。
そこで、山本と米田をカード化することにしたのですが、米田の記録は今から60年以上前のことなので、これはモノクロ写真しかないだろうな、と思っていたのですが、捜索したところ、なんとカラー写真を発見! 半世紀以上前のカラー写真ですから、これは震えましたね。
元の写真は上に掲載しているように梶本隆夫(左)、秋本祐作(中)との3ショット写真なのでした。そろって柵の上に足をのせた3人のポーズも決まっています。フィルムは経年劣化でところどころ緑色に変色していますが、カード化にあたり、その部分は修正を施しました。
梶本(阪急在籍=54~73年)、米田(阪急在籍=56~75年)の「ヨネカジコンビ」はまだ弱かったころの阪急を支えたエースコンビで、2人がそろって阪急に在籍していた56~73年の間の両者の勝ち星を併せると541勝にもなるというものすごさ。また、2人の身長は梶本が186センチ、米田が180センチ。58年当時のプロ野球選手の平均身長が175センチだったと言いますから、なかなかの巨漢コンビだったわけです。ちなみに2人の間に写っている秋本(58年に14勝)の身長は170センチだそうです。
阪急がこのユニフォームを着た期間は55~59年で、帽子がHとBを組み合わせたマークとなったのは57~59年とのことなので、秋本の活躍した時期を考えると、58年か59年の早い時期に撮影された写真と推測されます。このユニフォームのデザインは当時のミルウォーキー・ブレーブス(現アトランタ・ブレーブス)のそれを模したものだったそうで、なかなか垢抜けていますね。
昔の選手の写真を探すのは骨の折れる作業ですが、時として、こうした逸品に出会えるので、たまらないです。編集者冥利に尽きますね。(しゅりんぷ池田)
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