「BBMプロ野球チアリーダーカード2019 DANCING HEROINE」も、前編の「華」に続き後編「舞」が7月31日に発売予定となっている。「DANCING HEROINE」発売記念としておこなった福岡ソフトバンクホークス・関まどかさんのインタビュー後編も配信スタート!
2012年から4年間、HONEYSの「MADOKA」として活動した関まどかさん。
球団の2年連続日本一を花道にHONEYSを卒業した彼女は、翌年から球団職員として後輩たちのまとめ役を務めている。
インタビュー後編となる今回は、そのお仕事の内容などについてお話しいただいている。そして関さんが思い描く「HONEYS像」とは……。
たくさんの「ホークス愛」と「HONEYS愛」を胸に、誰よりも近くで現メンバーたちを見守り続けるその姿には、HONEYSであったことへの自信とプライドが満ちあふれていた。
PROFILE
関まどか(せき・まどか)
1月13日生まれ、福岡県出身。3歳からダンスを始め、小学校時代には舞台への出演経験も持つ。中学、高校時代は吹奏楽部に所属し、短大進学後に再びダンスを始めた。2012年、HONEYSのオーディションに合格。15年まで在籍し、14年はサブリーダー、15年はリーダーを務め、チームの2年連続日本一を彩った。16年に福岡ソフトバンクホークス株式会社へ入社。事業統括本部に配属となり、HONEYSなどを担当する。
BBM ではHONEYSとはどういうチームだと思いますか?
関 本当に個性が豊かなので、あまりコンセプトというのはありません。それよりはその子の個性や持ち味を大事にしたいなと思っています。その中で最近、どんどんダンススキルが上がっていて、格好いいダンスができるようになったのは誇れる部分ですね。
BBM 年々レベルが上がっている感じですか?
関 そう思います。でも一番は、本当に元気が良くて、お客様にとっても親しみやすい存在というのが最近確立されてきたなと思います。その部分はこれからも大切にしていきたいと思いますね。ダンスが好きな女の子にとっては憧れの対象にもなるのかもしれませんが、何よりもお客様にとって親しみやすい、近い存在でありたいなと。その上でメンバーごとの色が出ればいいなと思います。
BBM 確かに以前に比べても個性派揃いに感じます。髪色一つとっても華やかで。
関 これでいいのかなって心配になったこともあったんですけど(笑)、その子に合っていればOKなので。HONEYSがダンス&パフォーマンスチームになる前、私の1、2年目の頃ですけど、当時はあまり奇抜なことは認められませんでした。でも時代に合わせてスタイルを変えていく感じで、例えばグループアイドルが流行った時期は、HONEYSも清楚系なイメージにしたり。いまもエイベックスさんや球団から提案したりももちろんしますが、それを本人と相談しながら決めるようにしています。
BBM 柔軟性といいますか、それはHONEYSならではのスタイルかもしれませんね。スタンドから観て誰だか分かるというのはとても大事なことですし。
関 そうなんです! HONEYSはダンスだけではなくMCもやりますし、お客様がもっと盛り上がれるようにメンバーたちは相談しながら、いろいろと考えてやっています。先ほどもお話ししましたが、親しみやすさというのが強みであり魅力だと思いますので、お客様には是非たくさん話しかけたりしていただきたいですね。そうやって距離が近くなることで、より個人の色も出ると思いますし。
BBM オーディションでは選考にも携わっているのですか?
関 はい、させていただいています。最初は自分のほうが緊張していました(笑)。同じ立場でしたから、どんどん気持ちが伝わってきちゃって。それにHONEYSはメンバーオーディションだけでなく、グラウンドで踊れるメンバーのオーディションも3ヵ月に1回あるんです。
BBM 全員ではないのですね。
関 現在、ハニーちゃんを除くと20人メンバーがいるんですが、毎試合グラウンドで踊れるのは14人。なのでレギュラーメンバーやペアなどをそのオーディションで決めます。選ばれる側はもちろんですが、選ぶのも苦しいなと毎回思って。でも立場が変わったわけですし、何よりも第一はお客様ですから、お客様の気持ちになってしっかり選ばないといけません。回数を重ねて、だいぶ慣れてきましたね。最初は気持ちが追いつかなかったんですが、HONEYSをより良くするためにという思いで見られるようになりました。
BBM いろいろ気持ちも分かるでしょうからね。だからこそ一番近くにいる先輩の存在は、メンバーの皆さんにとっても心強いと思いますよ。
関 自分が心がけているのは、メンバーから対等に接してもらうことのできる存在でありたいということです。気軽に話しかけてもらったり、悩んでいることがあれば言ってもらえるように。上の立場で偉そうにしないと言ったら変ですけど(笑)。
BBM 同じ仕事をしている仲間という感じですね。皆さんのバックボーンはどんな感じなんですか?
関 バレエの出身者もいますし新体操もいます。ダンスのジャンルもさまざまで。そういうメンバーが集まっているから、いろんなパフォーマンスができるようになりました。もちろん全員、苦手というかこれまであまりやったことがないジャンルにも挑戦してもらわねばなりませんし、それは大変なことなんですけど、だからこそ刺激もあると思います。それぞれが活かされるシーンを用意してあげたいと思いますしね。
BBM どうしても気になるのですが、メンバーの皆さんとずっと一緒にいて、ご自身もまた踊りたくなったりはしないのですか?
関 それはメンバーにも言われるんですけどね。「もう一度、復帰しないんですか?」とか(笑)。ダンスはいまでも大好きですし、みんなと踊れたら楽しいだろうなとも思うんですけど……ずっとHONEYSと一緒にいて、みんなで一つのものを創り上げているので、メンバーが楽しそうに踊ってくれているのを見るとそれで満足しちゃうんです。
BBM ああ、それは分かるような気がします。ですが、今年はKYOKOさんが16年以来の復帰をされましたよね。17年からHONEYSのダンススクールの講師をされていて、教えていたらまた踊りたくなったというお話でした。その気持ちもすごく分かるんです。
関 私もダンススクールの講師として子供たちに教えています。冬にはホールでダンスの発表会がありまして、子供たちの後に私たち講師も踊るんです。講師にはHONEYSの現役メンバーもいますし、OGの皆さんもいる。当時、私と一緒にやっていた元メンバーもいるので、そこで踊るとやっぱり楽しいなと思うんですよね。
BBM そうですよね。なのですぐには難しいかもしれませんが、いつか「HONEYSデー」みたいな試合が企画されたらなと思います。OGも1日限定で復帰して、スクールの子供たちも……みたいな。おそらくスクール出身のメンバーも増えているのではないですか?
関 今年の新メンバーではhonokaとMEI、2年目のNanamiもそうです。ダンススクールの中の最上級クラスが「シスターズクラス」と言いまして、HONEYSの妹分という立ち位置なんです。彼女たちはそこから上がってきてくれました。小さい頃からHONEYSになりたいって憧れて、スクールに通っていた子たちが夢を叶えてくれたというのはとても嬉しいです。
BBM ある意味これだけ個性派揃いだと、まとめ役としては大変な部分もあるかもしれませんね。
関 それぞれの悩みももちろんありますし。私も自分なりにアドバイスしたり、一緒に考えようって話したりもするんですけど、自分自身が考え込んでしまうタイプなものですから、家に帰ってもそのことばかりを「う~ん」って……。苦痛ではないんですけど、自分が抱え込んだりしちゃって、大変は大変です(苦笑)。
BBM それぞれのご家庭の大事なお嬢さんを預かる側としては、本当に慎重に扱わねばなりませんしね。
関 そうなんです。私にとってHONEYSでの1年というのはものすごく濃い時間で、いろんないい経験もできたし、本当に楽しかったという気持ちが強いんです。だからこそいまのメンバーたちにもそういう誇れる1年になってほしいんですよね。
BBM それは大事なことですね。
関 メンバーたちにはHONEYSでの経験を大事にしてもらいたいと思いますし、どれだけやりたくてもずっと続けられるわけではありませんから、ここを巣立った後の人生でもその経験が活かされればいいなって思います。後で恥ずかしい思いをしないように、HONEYSのお仕事をしながら一人の素敵な女性に成長してほしい。そのためにも当然、こちらも責任を持って、一緒に考えながらやっていきたいと思います。
BBM 他球団さんにも同じように、元メンバーでチームのお仕事をされている方がいらっしゃいますが、きっと皆さん、同じような想いで現在のメンバーの皆さんを支えているのだと思います。
関 そう思います。先ほど、また踊りたくならないのかとおっしゃっていただきましたが、もし私が15年でHONEYSを卒業し、ホークスとも離れてまったく別の世界にいたら「また踊りたいな」と思っていたのかもしれません。でもご縁があって、こうしてここに居続けさせていただいている。大変なこともありますけど、毎日が充実していますし、やり甲斐もあります。本当にHONEYSに出会えて、ありがたいなと思います。
BBM では最後に、関さんの今後の夢、目標をうかがえますか?
関 OGとして考えたら、おっしゃっていただいたようなHONEYSのイベント、できたらいいなと思います。歴史もだいぶ長くなってきましたし、OGの皆さんにも集まってもらえるような機会が作れたら嬉しいですね。でもやはり一番の目標は、会社の目標でもある「日本一の球団」として、パフォーマンスチームも日本一にしたい。お客様に「また来たい」と思っていただける球場にできるように、パフォーマンスチームは「世界一」を目指すくらいの気持ちでやっていきたいですね。それが私の大きな夢です。
(連載終わり)
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