第6回アメリカンフットボール東西大学対抗戦Tokyo Bowlは、12月8日(日)に、川崎市の富士通スタジアムに1880人の観衆を集めて開催され、関東大学1部TOP82位の法大が、関西Div.13位の神戸大を33-20で下した。法大のTokyo Bowlでの勝利は2年ぶり2度目。
上の写真:第1Q終了直前、QB平井からのパスを受けたRB岩田が3ヤードのTDパスレシーブで14-0とリードを広げる
キックオフ直後の攻撃シリーズで、法大が鮮やかに先制した。4年生クォーターバック(QB)勝本将馬がオプションキープから54ヤードのビッグゲインで敵陣に入ると、代わって入った1年生QB平井将貴からランニングバック(RB)阿部快斗へ14ヤードのタッチダウン(TD)パスが決まって、わずか1分30秒で先制した。

ブロッカーを上手に使って54ヤードをゲインした勝本

QB平井からRB阿部へのパスが決まる

阿部は14ランアフターキャッチで、14ヤードのTD。
「スロースターターの悪い癖がでた。慣れない会場で、エンジンがなかなか掛からなかった」と主将の中谷建司が振り返るように、調子に乗れない神戸大は、不用意な反則などで流れをつかめない。そして、パントでのスナップミスを法大に付け込まれる。
神戸大陣の深い地点で攻撃権を得た法大は、第4ダウンキャンブルを成功させて神戸大のエンドゾーンに迫る。最後は、QB平井がRB岩田和樹へ3ヤードのTDパスを通して14-0とした。
法大は第2Qに入っても攻撃の手を緩めず、ランを中心に前進する。第2Q中盤のRB阿部のTDにつなげて、21ー0と大きくリードを広げた。

第2Q、7分46秒、法大RB阿部が4ヤードのTDラン。21-0とした。
流れに乗れない神戸大だったが、前半終了間際に、QB是澤太朗がWR中谷へ5ヤードのTDパスを通し、7-21として前半を折り返した。

後半に神戸大の反撃が始まった。ディフェンスが法大のラン攻撃に反応できるようになる。それに応えるように攻撃が進み始める。ゴール前1ヤードに迫ると、RB東瀬将毅からタイトエンド(TE)戸澤雅大へのパスというスペシャルプレーが決まる。14-21と追い上げる。

第3Q、法大ゴール前1ヤード。神戸大はダイブと見せかけて、TEへのTDパスが決まる。
その後、法大にフィールドゴール(FG)を決められて14-24とされたが、中谷が2つのFGで20-24とし、1TDで逆転できるところまで追い上げた。第4Qにも得点のチャンスがあったが決めきれず、逆に法大に2本のTDを献上して引き離された。

20-33とされたあとのトライフォーポイント(TFP)のキックをブロックする神戸大DL八田佑陽
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