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2020-11-06

【陸上】日本陸連が大学生アスリート向けのキャリア支援プログラム受講者を募集

写真/田中慎一郎

日本陸連は、大学生アスリート向けのキャリア支援として「ライフスキルトレーニングプログラム」を立ち上げ、同プログラムへの受講希望者の募集をスタートさせた。

このプログラムは、(株)東京海上日動キャリアサービスのサポートの下、高みを目指し続ける陸上選手のパフォーマンス向上とキャリア自立の両立を目指すもの。学生アスリートが競技力向上のみならず、大学卒業後に競技力で培った能力を社会でも活躍できる能力に変換できるようにすることが目的となる。

日本陸連強化委員会の山崎一彦氏は自身の現役時代、また指導者としての経験から、「アスリートが社会でも活躍し、競技継続の有無に関係なく、ゆくゆくは陸上競技界に携わる存在になってほしい」という思いがあるという。

「陸上競技は記録のスポーツなので自身を客観視できる。その資質は社会でも通用すると思いますが、一方で自己表現があまり上手でない選手も多い。アスリートたちが陸上競技で培った能力を社会でも発揮できるように、大学時代から準備してもらいたい。そんな思いも込めれたプログラムです」

同プログラムは来月12月から来年3月まで、毎月1回開催予定で、特別講師にはスポーツ心理学で組織・チームづくり、個人のパフォーマンス向上などを手掛ける布施努氏(NPO法人ライフスキル育成協会代表。慶應義塾大学スポーツ医学研究センター研究員)を迎え、ライフスキルトレーニング、少人数グループコーチング、仕事理解・社会理解ワークショップ、企業マッチングなどのプログラムが組まれている。

受講費用は日本陸連が負担する形で、基本はオンライン形式での研修を予定しているとのこと。

募集人数は10~20人程度、募集締切は11月16日(月)となる。

募集資格は以下の通り。

【1】 競技者として自分の最高を引き出すための努力を惜しまない者。
【2】 就職後、仕事およびスポーツ活動の両立を目指し、競技引退後は企業での活躍や社会貢献をする意欲のある者。
【3】 企業への就職を希望し、将来的に企業でのキャリアで得た経験や知識を陸上競技やスポーツ界に還元したい意欲のある者。
【4】 2020年11月時点において大学2年生が望ましい。
※大学3年生および大学院1年生については双方で相談する
【5】 競技力レベル 日本学生主要競技会入賞レベル、日本選手権出場レベルの本連盟登録競技者が好ましい。

詳しくは日本陸連ホームページを参照。

興味のある方はチェックしてみてください。


陸上競技マガジン 11月号 | BBMスポーツ | ベースボール・マガジン社

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