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2020-11-21

【アメフト】Xリーグ Head Coach's Review (5) 富士通山本HC「エレコム神戸戦は、ディフェンスのプレッシャーに対する展開がキー」

【富士通 vs IBM】IBMのLBガンボアのタックルで横倒しにされる富士通のQBバードソン=2020年11月7日、撮影:小座野容斉

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富士通フロンティアーズ○41-21●IBMビッグブルー 
(2020年11月7日、富士通スタジアム川崎)

試合を終えた富士通フロンティアーズ・山本洋ヘッドコーチ(HC)の一問一答は次の通り。

◇(QBバードソンからWR松井へ先制パスTD)幸先よいTDでしたね
◆山本HC:最初からパスTDを取れたのですが、そのあと、IBMディフェンスのプレッシャーが想定していた以上に厳しかったので。そこにアジャストしていくのに、準備はしていた部分もあるのですが、アジャストが遅れたのが、(試合として)もたついたところにつながっているのかなと。

◇IBMディフェンスがアグレッシブに来るのは予想していた
◆山本HC:ある程度は予想して準備はしてきたのです。アジャストはしたのですが、崩されている。パスプロテクションに関してはプロテクトできていないところが多かった。まあ、人数をかけてプロテクトしなければいけないところも、きっちりやっていたのですが。システムだけでなくて、他の技術的なところももう少し。次もそういうところは狙われていたと思うので、修正が必要かなと思います。

◇プレーのテンポというか、プレーをサイドラインから入れるのが、いつもより遅かったように感じました
◆山本HC:そうですね。想定外にやられている部分があって、プレー選択がおくれた部分がありました。

◇ランが少なかったのは、相手のプレッシャーがきつかったから…
◆山本HC:(IBMのディフェンスが)フロントに人数を集めていたので、外側の展開と、パスを中心に組み立てました。

◇RBのサマジー(・グラント)もトラショーン(・ニクソン)も、あれだけ、2人が止められた試合は見たことがない
◆山本HC:去年の形があるので、サマジーに関しても、その前年のトラショーンも、ランを色々な形で止めてくるというのは、ある程度、しょうがないことなのかなと思っているので、その中でランプレーを出していく。ランプレーなしで戦っていけないので、どうやって出していくかが、キーかなと思います。

◇WRでは松井はタッチダウンパスを2キャッチですが、中村クラークと宜本潤平も、良い場面でよいキャッチをしていた

◆山本HC:そうですね、その辺は、クラークもそうですし、潤平もそうですが、きっちりボールをデリバリーすれば、それなりのパフォーマンスを出してくれると思っているので、QBが彼らにパスを投げ分けてくれるのは、よかったかなと。

◇バートソンがこれだけプレッシャーを受けて、ランも出ない中で終わってみれば5タッチダウンパスで、インターセプトがなかった。
◆山本HC:プレッシャーを回避して自分で走ったりだとか、パスを決めたりができていたので、前回から、そういうところはよくなっているのかなと。そのへんは彼の持ち味だと思うので。

◇開幕のノジマ相模原戦では、5、6割の出来と言っていました。今日はどれくらいですか
◆山本HC:多少は良くなった部分はあると思うのですが、次のエレコムさんとの試合に向けて、修正しかねればならない点は、今日の試合でも多かったので、まあ、前回よりはよかったかなあと思います。全体的には。

◇エレコム神戸戦に向けて、一番大きな修正ポイントというのは…。
◆山本HC:(相手ディフェンスの)プレッシャーに対してどういうふうにオフェンスを展開していくかというのが、1つのキーになるかなと。エレコム神戸のディフェンスにも外国人選手がいるので、今日のゲームを見たら、そういう使い方をされるかなと思うので、そのへんのアジャストを持って試合に臨めたらなと思います。

◇試合とは関係ないのすが、感染症対策において、企業チームとしてあり方というか、対処をされている。
◆山本HC:基本、協会(Xリーグ)の方から言われているところは必ず、守らなければいけないと思っていますし、やっぱり、自分たち自身でできることは、可能な限りやろうというのは周知しています。ゲームの時だけでなく、日頃の生活の時もそうです。練習のタイミングでも。感染によってゲームができなくなるというのが、自分たちにとっても一番マイナスなので、その辺は、ものすごく意識して、選手もスタッフも全員で取り組んでいることです。

◇そこは、クラブチームではなくて、富士通を背負っているという意識のところということですか。
◆山本HC:やっぱり企業チームということが少なからずありますし、会社側が、コロナの感染者が出た時にどう対応するか、どういうことを言ってくるか、やっぱり、活動停止ということになってしまうので、そこは、最低限、守らなければならないところなのかな。我々が日本一を目指していて、活動させていただいているし、こういう会社になりましたけど、日本一を狙う環境を整えてくださったということに感謝して、そこにの臨める状態を作っていかなければならないと思います。

◇今日の試合は、富士通の時田社長が見えていましたが、その部分は意識しましたか
◆山本HC:そこは特別意識したことはないですけど、いいゲームができればいいかなと思っていました。

◇富士通のディフェンスについてはどのように感じていますか。
◆山本HC:そうですね、試合をご覧になって、みなさん、見ていてわかると思いますが、速いタイミングでパスをポンポン回されて、IBMのオフェンスを展開されて、まあ、そこはしっかり想定して練習をしていたのですが、やっぱり、プレッシャーが届かなかったりとか、そこで、タックルをはずされてゲインされたりとか、ちょっと我慢のディフェンスが続いたかなと思います。プランとしては、プランどおり戦えたのではないかなと思います。

◇今日、ディフェンスラインは、ラッシュが間に合わないからラッシュしないみたいな感じも見えたのですが…
◆山本HC:そんなことはありません。それをやったら怒ります。

◇改めて、次戦に向けて
◆山本HC:毎回同じになるのですが、ちゃんと準備をして臨むことと、今日、いい課題が出たので、プレッシャーに対してどうアジャストしていくかは、オフェンスの大きなテーマだと思っていますので、その辺の修正をしっかり加えていくことと、エレコムさんはいい外国人選手がいますので、そこに対してどうプランを作っていくかは、ディフェンスも同様かなと思います。

◇QB高木(翼)君をもう少し見たい気もするのですが、難しいですか。
◆山本HC:同じように練習はさせているので、いつでもいける準備はできていると思っています。まあ、事実、そういう機会があれば、準備はしているので、使うチャンスがあれば使いたいと思います。

◇QBに高木を入れて、サマジーとニクソンを同時にセットするみたいなオフェンスを夢想してしまうのですが
◆山本HC:ご想像にお任せします。

【富士通 vs IBM】富士通の山本洋HC。後方左はQBバードソン=2020年11月7日、撮影:小座野容斉【富士通 vs IBM】富士通の山本洋HC。後方左はQBバードソン=2020年11月7日、撮影:小座野容斉




【富士通 vs IBM】パスを狙う富士通のQBバードソン。IBMディフェンスのプレッシャーに苦しんだ=2020年11月7日、撮影:小座野容斉
【富士通 vs IBM】パスを狙う富士通のQBバードソン。IBMディフェンスのプレッシャーに苦しんだ=2020年11月7日、撮影:小座野容斉

【富士通 vs IBM】IBMのQBクラフトにラッシュする富士通LBニクソン=2020年11月7日、撮影:小座野容斉
【富士通 vs IBM】IBMのQBクラフトにラッシュする富士通LBニクソン=2020年11月7日、撮影:小座野容斉

【富士通 vs IBM】IBMのQB馬島のパスを叩こうとする富士通LB趙=2020年11月7日、撮影:小座野容斉
【富士通 vs IBM】IBMのQB馬島のパスを叩こうとする富士通LB趙=2020年11月7日、撮影:小座野容斉

【富士通 vs IBM】IBMのTEスタントンを群がって止める富士通ディフェンス陣=2020年11月7日、撮影:小座野容斉
【富士通 vs IBM】IBMのTEスタントンを群がって止める富士通ディフェンス陣=2020年11月7日、撮影:小座野容斉

【富士通 vs IBM】ゲームMVPに選ばれた富士通WR松井=2020年11月7日、撮影:小座野容斉
【富士通 vs IBM】ゲームMVPに選ばれた富士通WR松井=2020年11月7日、撮影:小座野容斉

【写真・構成/小座野容斉】

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