close

2020-12-04

PR

【プロレス】「無人島だと思ったら仲間がいた」(前田)

週刊プロレスNo.150(1986年7月1日号)

週刊プロレスを創刊号から読むことができる週刊プロレスmobileプレミアムは、12月から「週プロ事件簿」特集がスタートする。本日(12月4日)には、1986年6月12日に行われたIWGP王座決定リーグ予選Bグループの藤波辰巳vs前田日明の激闘が掲載されたNo.150(1986年7月1日号)が配信される。

新日本★1986年6月12日=大阪城ホール
▼IWGP王座決定リーグ予選Bグループ(30分1本勝負)
藤波辰巳(22分5秒、両者KO)前田日明

1986年年頭より新日本に参戦を続けていたUWF勢だったが、ファイトスタイルの違いからかみ合わない闘いが続いていた。そんな中で迎えたIWGP王座決定リーグ。この年は2ブロック制でおこなわれ、Bブロックの天王山として新日本の藤波辰巳とUWFの前田日明が雌雄を決した。 

握手から始まった試合は前田が容赦なく蹴りまくっていく展開。藤波は「こめかみを狙った」というタテ回転のニールキックで右目上から大流血を強いられた。しかし、それでも気力で闘い抜き、トドメのニールキックをレッグラリアットで迎撃。両者ノックアウトという結末で終わった。 

「寄港する先がなかったUWFが、ある島にやっとたどり着き、無人島だと思ったら仲間がいた。そして、その仲間とこれから大きな国を作っていく…そんな心境です。今日は現実の場(リング)でそれを確認できたし、今後もこの試合が日本のプロレス界の革命記念日になるようがんばりたいと思います」(前田) 

「これまでのプロレスに対する考え方をあらためる時機だ。猪木さん、馬場さん抜きの時代が来る前にニューリーダーたちにメッセージを送る試合になれば」(藤波) 

 同年4月の勝ち抜き戦に続く、両者の初めてにして唯一の純粋なシングルは同年の「プロレス大賞」ベストバウトを受賞。新日本vs UWFというイデオロギー闘争の中で互いの異なるスタイルが融和した一戦は、歴史に残る名勝負として現在でも語り継がれている。 


No.150(1986年7月1日号)
【主な掲載コンテンツ】
・藤波辰巳vs前田日明、アントニオ猪木vs藤原喜明…新日本86年6・12大阪城
・新日本勢を札幌で特写
・長与千種vsダンプ松本…全日本女子86年6・12札幌

週刊プロレス No.150(1986年7月1日号)
★12月4日(金)週プロmobileプレミアムにて正午配信
月額999円(税別)加入月無料!
申し込みはこちら
https://wp.bbm-mobile.com/

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事



RELATED関連する記事