昨秋の秋季大会では山形3位で出場した東北大会でベスト4。山形日大が第90回記念選抜高校野球大会に36年ぶり4回目の出場を果たした。
チームを率いるのは同校OBで高校2年の夏に甲子園出場経験を持つ荒木準也監督。東北福祉大では2年時に全日本大学選手権優勝、卒業後に進んだプリンスホテルでは都市対抗に5度出場と、輝かしい実績を持つ。母校の監督に就任したのは2002年のこと。その後、夏の甲子園には4度(06、07、13、17年)チームを導いてきたが、春は今回が初めてとなる。
指揮官が初めて監督として聖地の土を踏んだ06年夏。「甲子園で校歌を歌うこと」が目標だった。1回戦で開星(島根)に6対2で逆転勝利を収めると、それまで夏は3回戦進出が最高成績だった山形県勢として、「初めてのベスト8を目指そう」と目標を上方修正。それに合わせて、荒木監督は「山形の歴史を俺たちが変えよう」と言葉を発した。
2回戦は仙台育英(宮城)に6対3で勝利し、目標を懸けた3回戦の相手は今治西(愛媛)。初回に得た3点のリードを7回に逆転されたが、8回に追いつき8対8で延長戦に突入した。
13回表、8回以降の5イニングを無失点で粘ったエース・阿部拓也が今治西打線につかまり一死一、三塁のピンチ。ここで失策と犠飛で2点を失った。その裏の攻撃に入る円陣で、荒木監督が掛けた言葉の力が、山形の歴史を塗り替える。
「甲子園には語り継がれる名勝負がある。ここから逆転するのが、それじゃないのか」
先頭の二番・菅野貴洋がレフト前安打で勢いをつけると、前のイニングに適時失策の青木優、四番・常川知也の3連打で1点差に迫る。3者ともファーストストライクをたたく積極性で、今治西のエース・熊代聖人(現・西武)をのみ込んだ。暴投で同点、犠飛でサヨナラ決着は必然の流れだった。
準々決勝で斎藤佑樹(現・日本ハム)擁する早稲田実に敗れ、目標を上回ることはできなかったが、見事な快進撃。そして、13年夏はベスト4とさらに歴史を塗り替えた。
1985年夏、東海大山形がPL学園に7対25の大差で敗れ、山形県勢に貼られた弱小のレッテルはもう、遠い記憶となっている。
昨秋の東北大会では準々決勝で酒田南(山形)をコールドで破り、
ベスト4入り。勢いをつける指揮官の言葉力も大きな武器
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