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2021-01-29

【プロレス】絶対王者・小橋建太がV7 2004年3月、NOAH武道館

2004年3月6日、NOAH武道館大会で小橋建太が力皇に剛腕ラリアットを決める

GHCヘビー級王者の小橋建太がV7戦の防衛ロードで迎え撃ったのは大相撲から転向して3年半の力皇猛。後輩の挑戦に対し、絶対王者らしいファイトで応戦した。

 2004年3月6日、NOAH武道館大会のメインイベントはGHCヘビー級王者の小橋建太が務めた。前年3月に三沢光晴を破って同王座初戴冠を成し遂げると、本田多聞、蝶野正洋、バイソン・スミス、永田裕志、小川良成、佐野巧真の挑戦を迎撃。“絶対王者”と呼ばれる防衛ロードを歩んでいた。

 V7戦の挑戦者は力皇猛。大相撲から転向して3年半が経過し、プロレスラーとしてもGHCタッグ王座に輝くなど才能を開花。デビュー前から親身になって面倒を見てくれた先輩である小橋と初めてのタイトルマッチだった。

 力皇は普段は見せないドラゴンスクリュー、低空ドロップキックなどで王者のウィークポイントである左ヒザを破壊。鉄柱を使ったラフ攻撃、サソリ固め、足4の字固めまで披露した。しかし、それは自身の武器である馬力と突進力という持ち味を消してしまう結果となる。

 逆に小橋は重たい逆水平チョップを軸とした横綱相撲で応戦。勝負どころで恐怖のハーフネルソン・スープレックスを連発して、最後は剛腕ラリアットで力皇を仕留めた。

 試合後、小橋は高山善廣を次期挑戦者に指名。両者の一騎打ちは4年ぶり。その間、高山は新日本やPRIDEで大活躍して“プロレス界の帝王”と化した。新進気鋭の力皇の次はプロレス界の頂上決戦。

 絶対王者時代はまだまだ続いていく……。
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