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2021-02-07

【プロレス】佐々木健介が森嶋猛撃破で史上初三大タイトル制覇の快挙 2008年9月6日 、NOAH武道館

「現役の間に俺はこのベルトと関わることはないのかなと一時期思ってました」と勝利の直後に語った佐々木健介

佐々木健介が史上初の三大タイトル完全制覇の偉業を達成。190cm、145kgと規格外のチャンピオンが繰り出すダイナミックな攻撃を受け止め、反撃に転じた。

 2008年9月6日、NOAH武道館で史上初の快挙が達成された。佐々木健介が新日本プロレスのIWGPヘビー級王座、全日本プロレスの三冠ヘビー級王座に続いて、NOAH のGHC ヘビー級王座を奪取。三大タイトルを史上初めて完全制覇したのである。

 王者は森嶋猛。試合開始のゴングと同時に用意ドン!での正面衝突。そのまま止まることなくチョップとエルボー、さらにはラリアットを打ち合っていった。互いに出し惜しみはまったくなし。

 前哨戦で森嶋は「今、佐々木さんと出会えてよかった。オレが真正面からいける先輩はそんなにいない」と語っていた。190cm、145㎏という規格外のチャンピオンにとって、挑戦者は己のすべてをさらけ出せる絶好の相手に他ならなかったのだ。

 森嶋はダイナミックなミサイルキック、ジャイアント・バックブリーカーで攻めて、バックドロップを決めたものの、なんとカウント2止まり。健介は前後からのラリアットで反撃に転じ、かち上げ式ラリアットからこの日2発目のノーザンライトボムで仕留めた。

 試合後、健介は自身が新弟子時代に全日本のメインレフェリーを務めていたジョー樋口GHCタイトル管理委員長からベルトを渡され、何とも言えない優しい笑顔となった。三大タイトル制覇はこの後、2009年3月に高山善廣も達成。NOAH2・12 武道館では武藤敬司が12年ぶりの快挙達成に挑む。
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