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2021-03-05

【ボクシング】13日に本場でV3戦。王者・京口が渡米

「痩せたでしょ」とマスクを取って顔全体を見せる京口

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大手プロモーションのマッチルーム・ボクシングと契約したWBA世界ライトフライ級スーパーチャンピオン京口紘人(27歳=ワタナベ)が5日夕方の便で渡米。京口は13日(日本時間14日)、テキサス州ダラスのアメリカン・エアラインズ・センターで同級10位のアクセル・アラゴン・ベガ(20歳=メキシコ)と3度目の防衛戦を行う。

 搭乗1時間前にリモートで取材に応じた京口は、初の本場アメリカのリング登場に「チャンピオンとしては、なかなか立てない場。会場の雰囲気を楽しみたい」と、淡々と語った。本番まで約1週間。新型コロナウイルス対策は、厳戒を極める。宿泊先も完全隔離の“バブル”状態。「まだまだ気を抜けない」とさらに気を引き締める。

 体重調整は順調だ。「いつもより早め」と、ウェイト管理には元来、人一倍気を配る男が、さらに慎重を期してきた。「今朝で51.3kgだった」からリミットまでは2.4kg。早い準備のおかげで、「機内食も多少食べれる」という。

日本ミニマム級王者・谷口将隆が飛び入り。同い年で気心知れた谷口の存在は京口にとって大きい zoomより
日本ミニマム級王者・谷口将隆が飛び入り。同い年で気心知れた谷口の存在は京口にとって大きい zoomより

 昨日は親交のある井上尚弥(大橋)からLINEを受け取ったという。「リングに立てばどこも同じだから」と、ひと足先に感じたアメリカのリングでの経験に基づき、京口を激励したという。

 挑戦者ベガについては、「映像は少しだけ見た。スタイルだけどんなものか頭に入れて、当日のリングで感じたもので戦う」と、イメージは織り込み済み。身長146cmと、京口よりも15cm低い相手で的を絞りづらいかもしれないが、ミット打ち等で調整。得意のアッパーカットを炸裂することができれば、「おもしろいって思ってもらえるボクシング」を目指す京口の希望はかなうはずだ。
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