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2021-03-15

【マラソン】名古屋ウィメンズ優勝・松田瑞生の一夜明け会見Q&A「もっともっと走りで恩返ししていきたい」

一夜明け会見であらためてレースを振り返った松田 写真/毛受亮介(陸上競技マガジン)

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3月14日に行われた名古屋ウィメンズマラソンを2時間21分51秒で初制覇した東京五輪代表補欠の松田瑞生(ダイハツ)と山中美和子監督がレースから一夜明けた15日、名古屋市内で記者会見し、自身のレース、周囲からの反応について語った。

日本記録に挑戦し続けることに意味がある

――一夜明けた今の気持ちは?
松田 昨日は過酷なレースだったな、という気持ちです。

――今朝、ジョグはされましたか。
松田 していません。

――大会史上5番目の好記録でした。
松田 一生懸命に走った結果が、そのような良い記録につながったのだと思います。

――去年テレビでご覧になっていたコースを、実際に走った印象は?
松田 印象以上に向かい風が多くて、キツかったので、コースのことを考える余裕がなかったんです。道路がすごく広いので、長く感じられたことは印象に残っています。

――どこが一番キツかったでしょうか。
松田 30km以降はゴールまでキツかったです。

――メールなどは何通くらい来ましたか。
松田 200通を超えていました。

――内容や送って来られた方で、特に印象に残っているものは?
松田 「コメントが大人になったなあ」(笑)というのが多かったです。それと、「感動した」「私も泣いた」というコメントが9割方でしたね。

――読んで感じられたことは?
松田 自分の気持ちが表に出ていた走りができたから、何か伝えられるものがあったんだな、と。それが分かってうれしかったです。

――レース直後は悔し涙でしたが、変わってきましたか。
松田 たくさんの方に応援されていることに、もっともっと走りで恩返ししていきたい。(周りの方たちも)前に進んでいける走り、後押しできる走りをしていきたいです。

――鈴木健吾選手(富士通/2月28日のびわ湖毎日で男子マラソン日本新記録を樹立)からメールは?
松田 来ましたね、来ました(笑)。聞かれると思っていました。健吾も私の記事を見ていてくれました。健吾の話ばっかり聞かれる、と言ったら、ゴメンね、みたいな感じで言ってくれて。昨日のレースも見てくれて、オレももっともっと頑張ろうと思った、と。私も切磋琢磨してもっと頑張りたいな、と思って。私からは、健吾みたいに日本記録作れんかったー、と言いました。

――日本記録への思いはどうでしょうか。
松田 今回のレース展開では、すぐに出せるとは言えないかもしれませんが、挑戦し続けることに意味があると思いますし、私は挑戦し続けたいです。

――競技人生でいろんな思いがあると思いますが、昨日のマラソンはどんな1本になりましたか?
松田 私の競技人生で忘れられない1本になりました。

構成/寺田辰朗

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