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2021-03-17

【女子ボクシング】花形冴美「最後のリング」で無敗のホープ松田恵里を迎え撃つ

花形(右)、松田とも1回で計量をパス

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あす東京・後楽園ホールで行われるIBF女子世界アトム級タイトルマッチの前日計量は、チャンピオンの花形冴美(36歳=花形)、挑戦者の同級2位・松田恵里(26歳=TEAM 10COUNT)とも1回でパスした。花形は2度目の防衛戦、松田は5戦目で世界初挑戦。

 花形はリミットを300グラムアンダーの45.9キロ、松田は同200グラムアンダーの46.0キロで、ともに順調な減量だったと振り返った。この試合で引退することを明らかにしている花形は「最後と決めたので、プレッシャーなく調整できた。明日は存分に楽しんでやりたい」と笑顔で抱負を語った。10歳年下の松田とは、以前にスパーリングも重ねた仲。「お互い手の内は分かっているが、どんな展開になっても私が上回る」と自信を口にした。

 引退を決めたのは、一昨年に結婚し、早く出産したい願いからという花形。同時に小学校の教員を目指し、昨年から通信制の大学に通っていることも明かした。「勝敗は気にしていない。楽しむことができれば力も出せる」。5度目の挑戦で世界王座に就いた苦労人は、気負うことなく最後のリングに立つ。

 10歳年下の挑戦者・松田は、試合が当初の予定から3週間延期となったことも「準備期間が増え、さらに成長できた」とプラスに転換。花形にはスパーや一緒の練習を通じて、その姿から「プロボクサーというものを学んだ」と言い、あすの試合で「恩返し」を誓った。恩返しとは、もちろん勝つこと。「最後は松田に任せた、と花形さんに思ってほしい。明日が始まりの日になるよう頑張る」と意欲を見せた。突進力のある花形が押し切って有終の美を飾るのか、アマ出身でスピードが身上のサウスポー松田が綺麗にさばいて新旧交代を告げるのか。激しい駆け引きが繰り広げられそうだ。

写真提供/花形ジム

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