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2020-06-23

「かっこよくて」「強い」桃田賢斗を追い続けて【BBMフォトギャラリー9】

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BBM写真部の契約カメラマンとして、30年以上にわたりさまざまな競技を撮影してきた菅原淳カメラマン。ここ数年、バドミントンの取材に力を注いできた菅原氏が、男子日本のエース桃田賢斗の世界大会での活躍を思い出とともに写真で振り返ります。

写真◎菅原 淳

〈撮影者プロフィール〉
菅原 淳
 1957年、宮城県生まれ。平成元年よりベースボール・マガジン社で撮影をすることに。ほとんどの雑誌の撮影を担当してきたが、唯一できなかったのは、「綱引きマガジン」(休刊中)。

アジア大会2018

アジア大会2018

2018年8月26日=ジャカルタ

CANON EOS-1D X MarkⅡ 200-400mm f4 1/1600 ISO10000

 ジャカルタで行われた2018年のアジア大会。桃田を2階席から撮影しようと上がった直後に、地元インドネシアの選手とラリー戦に。二人とも疲労困憊で同時に倒れこんだこのカットは、偶然撮れた一枚でした。

アジア大会2018

2018年8月20日=ジャカルタ

CANON EOS-1D X MarkⅡ 200-400mm f4 1/1600 ISO10000

 バドミントンが国技のインドネシアでは応援の熱量がものすごく、太鼓やラッパが鳴り響く、日本では考えられないなんでもありの大応援でした。桃田もさぞかしやりづらかったであろうと察しはつきます。

トマス杯2018

トマス杯2018

トマス杯

2018年5月27日=バンコク

CANON EOS-1D X MarkⅡ 70-200mm f5.6 1/250 ISO8000

 男子国別対抗戦のトマスカップ。桃田を筆頭に決勝に臨む史上最強のチーム・ジャパン。コンサートホールのような素晴らしい音響の入場シーンが本当にかっこよかったです。

トマス杯

2018年5月27日=バンコク

CANON EOS-1D X MarkⅡ 70-200mm f2.8 1/1600 ISO8000

トマス杯

2018年5月26日=バンコク

CANON EOS-1D X MarkⅡ 70-200mm f2.8 1/2000 ISO8000

 中国との決勝にて。コートサイドから戦う二人を入れて撮ることはなかなか難しく、しかも二人の顔が見えて人物もそれなりに大きく、となると至難の業ですが、これが偶然撮れました。相手はリオ・オリンピック金メダリストの諶龍(チェン・ロン)。男子シングルスの元王者に対し、桃田は勝利を収めましたが、日本は敗退。

トマス杯

2018年5月24日=バンコク

CANON EOS-1D X MarkⅡ 70-200mm f2.8 1/2000 ISO8000

トマス杯

2018年5月27日=バンコク

CANON EOS-1D X MarkⅡ 70-200mm f3.2 1/2000 ISO8000

 注目されればされるほど「いい顔」になってくるスターの素質を持っているのでしょう。ゾーンに入っているときのすさまじい集中力は、ファインダー越しにも伝わってくるのです。

スディルマン杯2019

スディルマン杯2019

 男女混合の国別対抗戦、スディルマンカップ。まだ優勝のない日本の歓喜のシーンを撮ろうと中国・南寧へ赴きました。近年のバドミントンの国際大会は中国で開催されることが多くなってきていて、もう何回、中国に行ったか数え切れないほどです。試合の方はまたしても中国に決勝戦で敗れてしましました。

スディルマン杯

2019年5月25日=中国/南寧

CANON EOS-1D X MarkⅡ 70-200mm f2.8 1/2000 ISO3200

 アジア大会で破れたインドネシアのアンソニー・S・ギンティンに、2−0で勝って雪辱を果たします。

スディルマン杯

2019年5月25日=中国/南寧

CANON EOS-1D X MarkⅡ 70-200mm f2.8 1/2000 ISO3200

 ジャンプするのが早くない? と思ってしまうほどの跳躍力。もちろん、早いなんてことはありませんね。

スディルマン杯

2019年5月26日=中国/南寧

CANON EOS-1D X MarkⅡ 70-200mm f2.8 1/2000 ISO3200

吠える、吼える、咆える! 感情を爆発させる瞬間は美しいですね。

世界選手権2019

世界選手権2019

 撮影のための出張では、国内外を問わず、観光地に行くわけでもなくショッピングに出かけるわけでもありません。ホテルと競技場の往復、ただそれだけなんです。テニスのロジャー・フェデラーの出身地としても知られるスイスのバーゼルに行ったときも、まったく「スイス感」のない普通の海外取材でした。

 しかも、日本の選手たちが強すぎて負けないものだから、撮影する試合の数がまったく減らない! 最も大変な大会のひとつでした。

世界選手権

2019年8月25日=スイス/バーゼル

CANON EOS-1D X MarkⅡ 70-200mm f3.2 1/500 ISO3200

 決勝で入場する姿も、風格があふれています。

世界選手権

2019年8月25日=スイス/バーゼル

CANON EOS-1D X MarkⅡ 70-200mm f2.8 1/1000  ISO8000

 桃田をはじめとしたメンバーで日本を最強に導いた立役者、朴柱奉(パク・ジュボン)監督とハイタッチ!

世界選手権

2019年8月25日=スイス/バーゼル

CANON EOS-1D X 24-70mm f7.1 1/250  ISO6400

 センターポールに日の丸! 取材する立場としても、誇らしい光景です。

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