クリフトン 6とリンコンに新色登場！ 大学女子中長距離界のニューヒロインが選んだHOKA ONE ONE

HOKA ONE ONEのベストセラーモデル「クリフトン 6」と、ロードカテゴリーの新定番「リンコン」に新色が登場した。女子中長距離で活躍する金光由樹（東海大１年）もまた、これらのシューズを活用し、さらなる飛躍を目指す選手の１人だ。
文／和田悟志　写真／長岡洋幸

日々の練習を大事に

　2019−20シーズンの女子長距離界は、社会人、大学ともに高卒１年目の選手の活躍が光った。その世代が高校３年だった18年のインターハイで、1500m、3000mの2種目で日本人トップになったのが金光由樹（東海大１年）だった。

　東海大は、男子長距離は強豪として知られるが、女子は強化指定されておらず、部員数も多くはない。それに、実績のある金光は当然多くの強豪チームからの誘いもあった。だが、「自分で狙いたい試合にピーキングを合わせられるなど、好きなように競技に取り組める」環境を求めて、自らの意志で東海大への進学を決めた。

　金光を指導する原田兼由コーチは、「いずれは世界レベルに達する選手。その時々で目標は立てていきますが、この４年間は、焦らずに体づくりに当てていきたい」とじっくり育成していく方針だ。とはいえ、「他大学に比べたら、練習量は全然少ない」と金光は話すが、駅伝強豪校出身ではない金光にとって、高校時代と比べると練習量が格段に増えたのも事実。だが、ここまで大きなケガをすることもなく、大学の練習にも適応してきている。

　金光が走り込む際に、活用しているのがHOKAONE ONEのシューズだ。

「HOKA ONE ONEに初めて足を入れた時は底の厚さに“こんなので走れるのかな”と思ったのですが、実際に走ってみると、足が進むんですよね。脚を大きく使えている実感があって、使ってみたいなと思いました。シューズで速くなるということはないと思うのですが、ランナーにとってはやっぱり足は命。日々の練習で履くシューズは大事だと思います。夏合宿ではけっこう距離を踏んだのですが、全くケガをしませんでした。しかも、アスファルトの上を走ることが多かったのですが。それは、シューズのおかげでもあるのかなって実感しています」

　HOKA ONE ONEの特徴である極上のクッショニングは、ハードなトレーニングをこなすことに一役買っていた。

練習に応じて履き分けを

　金光は、以前は「シューズにこだわりはなかった」と言うが、今は練習に応じてHOKA ONE ONEのシューズを履き分けている。ウォーミングアップやペース走ではリンコンを、ダウンジョグや疲労抜きが目的のジョグではクリフトン６を履く。

「リンコンは軽い上に、地面から反発ももらえるから、無駄のない走りができるという印象です。ある程度のペースで走る時にも使えます。クリフトン６は、クッションがすごく柔らかいんですけど、気持ちのいい柔らかさなので、疲労抜きのジョグに最適です。足がふわっと包まれている感じがあって、シューズの中で変な動きをしません」

　前半戦はなかなか力を発揮できない時期もあったが、HOKA ONE ONEで走り込んだ一夏を越えて、秋冬には再び結果が出始めた。金光は1500mを得意とする選手だが、長い距離を走り込んだことで、駅伝などのロードレースでも結果を残し、「自分一人では気づけなかった」新たな一面を見つけることもできた。とはいえ、まだまだエンジンがかかったばかりに過ぎない。本領を発揮し、さらに飛躍を果たすのはこれからだろう。

金光 由樹（かねみつ・ゆき）
2001年２月22日、岡山県出身。倉敷一中→岡山操山高→東海大。
中学時代から全国大会で活躍。高３時のインターハイで3000m５位、1500m３位（ともに日本人１位）。ユースオリンピック日本代表。昨年末の全日本大学女子選抜駅伝では１区区間賞を獲得した。

ランナーの足元を彩る“クリフトン６”と“リンコン”のニューカラー

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