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2021-04-29

【ボクシング】高山勝成の世界戦5・8に決定 アメリカで5年ぶり返り咲き狙う

37歳11ヵ月で王座返り咲きを狙う高山

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 4団体の元世界ミニマム級チャンピオン高山勝成(寝屋川石田)は5月8日(日本時間9日)、アメリカ・テキサス州アーリントンのAT&TスタジアムでWBO世界ライトフライ級チャンピオンのエルウィン・ソト(メキシコ)に挑戦することが決まり、29日に正式発表された。ソトは3度目の防衛戦。2階級制覇に挑む高山は、勝てば37歳11ヵ月の国内最高齢での世界王座獲得となる。

 当日はパウンドフォーパウンド(全階級を通じて)トップの評価を受けるスーパースター、WBA・WBC世界スーパーミドル級王者サウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)が、WBO王者ビリー・ジョー・サンダース(イギリス)と3団体統一をかけて激突するビッグイベント。高山は代理人の岡筋泰之弁護士を通じて「2階級制覇にベストを尽くします。この世界戦に勝って、ライトフライ級に乗り込みます」と決意を示した。急なオファーで残された準備期間は少ないが、仕上がりについては「今できる準備を行っている」という。

 中出博啓トレーナーは「突然の決定だったが、今までの海外での世界戦の経験、キャリアでの技術、コンディショニングの知識、勝てるサポート体制スタッフのすべてのリソースを駆使してタイトルを奪いに行く。ソト選手は十分な期間があれば何の問題もないと感じる。すでに分析はできている」と自信を見せた。

 高山は昨年12月、4年ぶりのプロ復帰戦で世界ランカーの小西伶弥(SUN-RISE)に判定勝ち。世界戦は2016年以来5年ぶりで、ソト戦の4日後に38歳となる。戦績は41戦32勝(12KO)8敗1無効試合。24歳のソトは2019年にアンヘル・アコスタ(プエルトリコ)に最終回KO勝ちしてWBO王座を獲得、2度の防衛に成功している。19戦18勝(12KO)1敗。
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