米プロフットボール・NFLの2021ドラフトは、現地4月29日から5月1日まで3日間開催された。各チームの指名選手一覧と、チームごとの指名寸評を掲載した。今回はNFCの16チーム。 (※の選手は「NFL2021ドラフト候補名鑑」に個別選手紹介を掲載している。写真はすべてGetty Images)
NFC東地区
<ワシントン・フットボールチーム>
■1巡19位 ※LB ジャミン・デービス (ケンタッキー大)
■2巡51位 ※OT サミュエル・コズミ (テキサス大)
■3巡74位 DB ベンジャミン・セントジュスト (ミネソタ大)
■3巡82位 ※WR ディヤミ・ブラウン (ノースカロライナ大)
■4巡124位 TE ジョン・ベート (ボイジー州立大)
■5巡163位 S デリック・フォレスト (シンシナティ大)
■6巡225位 LS カマロン・チーズマン (ミシガン)
■7巡240位 OLB ウィリアム・ブラッドリーキング(ベイラー大)
■7巡246位 DE シャカ・トニー (ペンシルバニア州立大)
■7巡258位 WR ダックス・ミルン (ブリガムヤング大)
1巡デービスはSTUDタイプの好タックラー、2巡コズミはパワフルで安定感のあるLT。派手さはないが着実な補強は、リベラHCのカラーが出ている。
■2巡62位 ※OC ジョシュ・マイヤーズ (オハイオ州立大)
■3巡85位 WR アマリ・ロジャース (クレムソン大)
■4巡142位 OG ロイス・ニューマン (ミシシッピ大)
■5巡173位 DT テッドレル・スレイトン (フロリダ大)
■5巡178位 CB シーマー・ジーンチャールズ (アパラチアン州立大)
■6巡214位 OG コール・バン・レイネン (ウィスコンシン大)
■6巡220位 LB アイゼア・マクダフィー (ボストンカレッジ
■7巡256位 ※RB カイリン・ヒル (ミシシッピ州立大)
突然のお家騒動が勃発したが、ドラフトは別。CBストークスは全選手中最速の40ヤード4秒25。マイヤーズら、インサイドOLも着実に補強した。
<シカゴ・ベアーズ>
■1巡11位 ※QB ジャスティン・フィールズ (オハイオ州立大)
■2巡39位 ※OT テビン・ジェンキンス (オクラホマ州立大)
■5巡151位 OT ラリー・ボローム (ミズーリ大)
■6巡217位 RB カリル・ハーバート (バージニア工科大)
■6巡221位 WR デズ・ニューサム (ノースカロライナ大)
■6巡228位 CB トーマス・グレアム (オレゴン大)
■7巡250位 DT カイリス・トンガ (ブリガムヤング大)
1巡はトレードで順位を上げQBフィールズを指名、2巡以降でも評価の高かったOTジェンキンスらオフェンスを重点的に補強した。
<ミネソタ・バイキングス>
■1巡23位 ※OT クリスチャン・ダリソウ (バージニア工科大)
■3巡66位 ※QB ケレン・モンド (テキサスA&M大)
■3巡78位 ※LB チャズ・スラット (ノースカロライナ大)
■3巡86位 ※OG ワイアット・デービス (オハイオ州立大)
■3巡90位 ※DE パトリック。ジョーンズⅡ(ピッツバーグ大)
■4巡119位 RB ケニ・ワンガウ (アイオワ州立大)
■4巡125位 CB キャムリン・バイナム (カリフォルニア大)
■4巡134位 DE ジャネリアス・ロビンソン (フロリダ州立大)
■5巡157位 WR イマ―・スミスマーセット (アイオワ大)
■5巡168位 TE ザック・ダビッドソン (セントラルミズーリ州立大)
■6巡199位 ※DT ジェイレン・トゥイマン (ピッツバーグ大)
ダリソウは評価の高いLT。QBモンドも、1巡指名組に匹敵すると言われる。OGデービスは、宿敵パッカーズの殿堂入り名選手ウィリーの孫。
<デトロイト・ライオンズ>
■1巡7位 ※OT ペニー・スゥエル (オレゴン大)
■2巡41位 ※DT リーバイ・オウンズリーケイ(ワシントン大)
■3巡72位 ※DT エイリム・マクニール (ノースカロライナ州立大)
■3巡101位 ※CB イフィアトゥ・メリフォンウー (シラキュース大)
■4巡112位 ※WR アモンラー・セントブラウン (南カリフォルニア大)
■4巡113位 ※DE デリック・バーンズ(パデュー大)
■7巡257位 RB ジャマ―・ジェファーソン (オレゴン州立大)
新QBゴフを守るため、今ドラフトNo.1OTのスウェルを指名。オウンズリーケイとマクニールはパワフルなDT。3、4巡でも優れた身体能力の素材を確保した。
NFC南地区
<ニューオーリンズ・セインツ>
■1巡28位 ※DE ペイトン・ターナー (ヒューストン大)
■2巡60位 ※LB ピート・ワーナー (オハイオ州立大)
■3巡76位 CB ポールソン・アディボ (スタンフォード大)
■4巡133位 ※QB イアン・ブック (ノートルダム大)
■6巡206位 OT ランドン・ヤング (ケンタッキー大)
■7巡255位 WR ケイワーン・ベイカー (サウスアラバマ大)
ブリーズ引退でも1巡QB指名には動かず。1巡ターナーは成長著しい大型DE、2巡ワーナーは
実戦経験豊富な好タックラー。
<タンパベイ・バッカニアーズ>
■1巡32位 ※DE/OLB ジョー・トライオン (ワシントン大)
■2巡64位 ※QB カイル・トラスク (フロリダ大)
■3巡95位 OT ロバート・ヘインジー (ノートルダム大)
■4巡129位 ※WR ジェイロン・ダーデン (ノーステキサス大)
■5巡176位 ※LB K.J. ブリット (オーバーン大)
■7巡251位 CB クリス・ウィルコックス (ブリガムヤング大)
■7巡259位 LB グラント・スチュアード (ヒューストン大)
スーパーボウル王者は、トライオン指名でベテランが多いDLを補強。2巡トラスクはポケットパサー、最高のお手本ブレイディからしっかり学びたい。
<カロライナ・パンサーズ>
■1巡8位 ※CB ジェイシー・ホーン (サウスカロライナ大)
■2巡59位 ※WR ターレース・マーシャルJr (ルイジアナ州立大)
■3巡70位 OL ブレイディ・クリスチャンセン (ブリガムヤング大)
■3巡83位 TE トミー・トレンブル (ノートルダム大)
■4巡126位 ※RB チューバー・ハバード (オクラホマ州立大)
■5巡158位 ※DT デビヨン・ニクソン (アイオワ大)
■5巡166位 S キース・テイラー (ワシントン大)
■6巡193位 OG ディオンテ・ブラウン (アラバマ大)
■6巡204位 WR シャイ・スミス (サウスカロライナ大)
■6巡222位 LS トーマス・フレッチャー (アラバマ大)
■7巡232位 DT フィル・ホスキンス (ケンタッキー大)
2世選手のCBホーンを全体8位で指名後は、オフェンスを重点補強。WRマーシャル、RBハバードは上手く育てばエース級の素材。
<アトランタ・ファルコンズ>
■1巡4位 ※TE カイル・ピッツ (フロリダ大)
■2巡40位 ※S リッキー・グラント (セントラルフロリダ大)
■3巡68位 ※OT ジェイレン・メイフィールド (ミシガン大)
■4巡108位 CB ダレン・ホール (サンディエゴ州立大)
■4巡114位 C ドリュー・ダルマン (スタンフォード大)
■5巡148位 DT タクオン・グレアム (テキサス大)
■5巡182位 DE アディトクンボ・オグンデジ (ノートルダム大)
■5巡183位 CB アベリー・ウィリアムズ (ボイジー州立大)
■6巡187位 WR フランク・ダービー (アリゾナ州立大)
全体4位で、今ドラフト屈指の逸材ピッツを指名。2巡以下では経験豊富なSグラントら、DBを重点補強。OTメイフィールドは伸びしろに期待。
NFC西地区
<シアトル・シーホークス>
■2巡56位 WR ドゥエイン・エスクリッジ(ウェスタンミシガン)
■4巡137位 CB トレ・ブラウン (オクラホマ)
■6巡208位 OT ストーン・フォーサイス (フロリダ大)
指名権3つという苦しいドラフト。エスクリッジは小柄な俊足レシーバーでリターナー起用もできる。2mを優に超す巨漢Tフォーサイスの開花に期待したい。
<ロサンゼルス・ラムズ>
■2巡57位 WR トゥトゥ・アトウェル(ルイビル大)
■3巡103位 LB アーネスト・ジョーンズ (サウスカロライナ大)
■4巡117位 ※DT ボビー・ブラウン (テキサスA&M大)
■4巡130位 CB ロバート・ロッシェル (セントラルアーカンソー大)
■4巡141位 TE ジェイコブ・ハリス (セントラルフロリダ大)
■5巡174位 DE アーネスト・ブラウン (ノースウェスタン大)
■7巡233位 RB ジェイク・ファンク (メリーランド大)
■7巡249位 WR ベン・スコローネック (ノートルダム大)
■7巡252位 LB クリス・ギャレット (コンコーディアセントポール大)
アトウェルは体重70キロ余だが、40ヤードは4秒27という情報も。LBジョーンズ、DTブラウンはハードノーズなプレーヤー。NFL1位の守備に貢献できそうだ。
<アリゾナ・カージナルス>
■1巡16位 ※LB ゼイベン・コリンズ (タルサ大)
■2巡49位 ※WR ロンデールムーア(パデュー大)
■4巡136位 CB マルコ・ウィルソン (フロリダ大)
■6巡210位 DE ビクター・ディムケジ (デューク大)
■6巡223位 ※CB テイ・ゴーワン (セントラルフロリダ大)
■7巡243位 S ジェームス・ウィギンス (シンシナティ大)
■7巡247位 OC マイケル・メネイ (ペンシルバニア州立大)
1巡コリンズは、ディフェンスの柱になり得る好LB。2巡ムーアは小柄だが爆発的なスピードを持つ。3巡以下も守備を中心に着実な補強となった。
<サンフランシスコ・49ERS>
■1巡3位 ※QB トレイ・ランス (ノースダコタ州立大)
■2巡48位 OG アーロン・バンクス (ノートルダム大)
■3巡88位 ※RB トレイ・サーモン (オハイオ州立大)
■3巡102位 CB アンブリー・トーマス (ミシガン大)
■5巡155位 OT ジェイロン・ムーア (ウェスタンミシガン大)
■5巡172位 CB ディアモドーレ・レノア (オレゴン大)
■5巡180位 S タラノア・フーファンガ (南カリフォルニア大)
■6巡194位 ※RB イライジャ・ミッチェル (ルイジアナ大)
全体3位でQBランスを指名。素材は超一流だが経験不足は否めず。2巡以下はOL、RB、DBに絞って補強を重ねた。バンクス、サーモンは即戦力となるか。
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