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2021-05-28

【しゅりんぷ池田のカード春秋】惜別球人

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年始の恒例セット

 毎年、年頭1発目のBBMベースボールカードは、前年限りで引退した選手を特集した「惜別球人」セットと決まっています。

 しかし、2020年1月発売だったこの「BBM2020ベースボールカードセット 惜別球人」の締め切りが、2019年12月20日ごろだったので引退表明がそれ以降にズレ込んだ選手はカード化が間に合わないのです。この時のケースだと、2017年限りで日本ハムを退団し、古巣の日本通運で選手兼任コーチを務めていた武田久、前巨人の森福允彦、前ヤクルトの大引啓次がそれに当たります。担当編集も頭を抱えるところです。この原稿執筆時点(2020年1月13日)で、いまだ去就が明確になっていないのが前阪神の鳥谷敬。もし今後引退を表明したら、「惜別球人カード」史上最大の取りこぼしとなりそうです。

 このセットに収録されている選手を総覧すると、その身の処し方もさまざま。19年は一軍での出場がなく5月早々に引退を表明した上原浩治。17年限りで広島を退団後、社会人チームで選手兼任コーチを務めていた梵英心。18年オフに引退を表明して最後のシーズンに臨んだ田中賢介。18年オフにヤクルトを退団後、独立リーグでプレーを続けていた大松尚逸。16年オフに胃ガンが発見され、胃を半分切除しながらも一軍復帰に執念を燃やしていた赤松真人。18年いっぱいでDeNAを離れてメキシコでプレーを継続も、シーズン途中で契約解除となり帰国、現役続行の道を模索したものの引退となった荒波翔。

 そして、このセットに収録された選手の中で最年少の24歳で現役引退となった横田慎太郎。脳腫瘍の影響による視覚障害のため引退を余儀なくされたのは、なんとも悲劇的。そのセカンドキャリアが明るいものとなってもらいたいものです。
(週刊ベースボール2020年2月3日号 掲載記事再編)


BBM2020ベースボールカードセット 惜別球人

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