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2021-06-02

【BBMカードコラム】#2021-14「BBM読売ジャイアンツ ベースボールカード2021」/ジャイアンツカードのインパクト

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BBMカードの編集担当が担当アイテムについて思うところを記す当連載。今回は「BBM読売ジャイアンツ ベースボールカード2021」より、インサートカードについて語ります。


すべては「GIANTS PRIDE」から始まった
 直筆サインカードは収録されないながら、高いデザイン性と豊富なインサートカードで、カードショップ店長やコレクターの皆さんから高い評価をいただいてきたジャイアンツカード。「ジャイアンツカードと言えばインサート」という格言(?)は、カードファンの皆さんならすっかりお馴染みではないかと思うが、今年はシリーズ過去最高とも言えるラインアップになっている。

 分かりやすく説明させていただくと、サブセット4種を含めたレギュラーカードが全81種なのに対し、なんとインサートカードも全81種。レギュラーと同種類数のインサートカードがあるというのは、BBMでは2012年「GENESIS」で制作された「セブンスインサートカード」以来で、これはもちろん、チームパックとしては過去最多の種類数になる。

 インサートの仕様も多種多様で、銀紙の通常インサートに始まり、人気の花火柄パラレル、最高クラスの箔サインに、最先端の3D、豪華絢爛なメタリック、さらに今年から加わった特殊プラスチック加工と、“質”に関して言えば、まさに現在、BBMで制作されているインサートカードの粋が、すべて結集されていると言っても過言ではないほどだ。

 もちろん、ここまでのラインアップにたどり着くまでには歴史があった。その“ファースト・インパクト”となったのが、08年に初登場した「GIANTS PRIDE」。これはジャイアンツ球団から提供していただいた写真を使用したインサートカードで、その後も続く名物インサートになったのは、ご存じの通り。残念ながら今年版の「GIANTS PRIDE」はカード化できなかったが、ボックスの中央にあるキャッチコピーは、実は今年の「GIANTS PRIDE」の「ともに、強く。」を使用させていただいている。その魂は、今年も引き継がれているというわけだ。

 さらに、10年にはチームパックでは初となる3Dカードが制作され、翌11年には「SUPER METALLIC GIANTS」として、金属製のメタリックカードが初登場する。その後は、しばらくこれらのインサートカードが中心となっていたが、17年に“セカンド・インパクト”が来る。この年に「1stバージョン」で人気の高かったクロスサインのスペシャル版の仕様を箔サインカードに転用した「CROSS FOIL SINING」が初登場したのだ。さらに、今や12球団共通インサートとして定着した「PHANTOM」も、この年からラインアップに加わった。

 そして、19年にはクロス箔サインのコンボ版の「COMBO CROSS FOIL SIGNING」、20年にはトリプル版の「TRIPLE CROSS FOIL SIGNING」が次々と誕生し、21年の今年、新たに特殊プラスチック加工の「Esperanza」が追加されたというわけだ。

 個人的なことを言わせていただくと、実はこの「Esperanza」、私が19年に考案したインサートカードで、それ以降も毎年デザインをブラッシュアップさせてきたのだが、昨年までは広島、日本ハム、ロッテなどのチームパック限定で封入されており、今回のジャイアンツカードで初めて自分が担当する商品に入れることができた。

「Esperanza」とはスペイン語で「希望」という意味で、ラインアップもフレッシュな若手選手を中心としている。今回でいえば、横川凱選手、岸田行倫選手、中山礼都選手、北村拓己選手、秋広優人選手はBBM全体カードで見ても初のインサートカード化になる。


坂本勇人の「セブンスインサートカード」

 “量”という意味でも、全81種のインサートに登場する選手は延べ34名。こちらももちろん過去最多になる。さらに、ここに箔サインパラレルの人選も加えると、合計41名となり、レギュラーに登場した62選手のうち、2/3の選手で何らかのシリアルカードが制作されたことになるのだ。これも、インサートカードの種類数が増えたから実現できたことで、当然、人気選手ほど複数のインサートに渡って登場してくるわけだ。

 今年のジャイアンツカードで言えば、坂本勇人選手と岡本和真選手の7種がトップ。しかも、坂本選手は通常インサート、花火柄、箔サイン、3D、メタリック、「PHANTOM」、「Esperanza」と今回投入されているすべての仕様でカード化される唯一の選手となっている。一人で「セブンスインサートカード」というわけだ。昨年2000安打を達成したこともあり、今年の坂本選手をいかにスペシャルな存在と考えていたか、お分かりいただけるだろう。

 この2人に続くのが、菅野智之選手と戸郷翔征選手の6種。以下は大城卓三選手の5種、原辰徳監督、丸佳浩選手、亀井善行選手、梶谷隆幸選手が4種で、桑田真澄コーチ、松原聖弥選手が3種、阿部慎之助二軍監督、平内龍太選手、鍵谷陽平選手、中川皓太選手、高梨雄平選手、吉川尚輝選手、若林晃弘選手、秋広優人選手が2種となっている。

 この種類数のバランスは、カードラインアップを考えるときにA選手は〇種と、事前にざっくりと段階を分けていた。これが実はカード構成を考えるときのポイントで、テーマだけを重視すると、思わぬ偏りが出たり、逆に肝心な選手が抜けていたりすることもあるわけだ。

 質、量、そしてバランスまで考え抜いた今回のジャイアンツカード。もちろん、レギュラーに始まり、各カードのデザインもこだわり抜かれている。直筆サインカードでは味わえないカードコレクションの魅力を、思う存分、楽しんでいただけるのではないだろうか。

 最後に、“サード・インパクト”を。昨年、ジャイアンツカードが巨人軍の公式オンラインショップで取り扱っていただけるようになったのに続き、今年はなんと東京ドームの巨人軍直営ショップ「G-STORE」でも販売していただけることになった。これはとてもありがたいことで、これまでカードの存在を知らなかった巨人ファンにも、知ってもらえるチャンスができたのではないかと思っている。カードファンの皆さんも、東京ドームに足をお運びの際は、ぜひジャイアンツショップをのぞいてみてください。

GG5 坂本勇人(花火柄版)
GG5 坂本勇人(花火柄版)

CFS08 坂本勇人
CFS08 坂本勇人

TCFS1 原 辰徳 × 阿部慎之助 × 坂本勇人
TCFS1 原 辰徳 × 阿部慎之助 × 坂本勇人

TR03 坂本勇人
TR03 坂本勇人
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PG11 坂本勇人
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EG09 坂本勇人
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SMG5 坂本勇人
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