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2021-07-21

【しゅりんぷ池田のカード春秋】速球派投手の系譜

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アスリートの進化には驚くばかり

 毎年何かしらのテーマを設定して各球団3人ずつをピックアップするカードセット「ICONS」の2020年版。今回は速球派投手がテーマで「FIREBALLER」とのサブタイトルが付いています。これはやはり、2019年4月に163キロを計測した佐々木朗希(ロッテ)がプロ入りしたゆえのテーマ設定なのでしょう。ボックスの天面中央にも同投手が大きくフューチャーされています。

 テレビの野球中継で球速が表示されるようになったのが1979年。当時、中日の若手だった小松辰雄が、しばしば150キロを計測し、「スピードガンの申し子」という異名を取ったのですが、40年が経過した現在では150キロは高校生投手でも投げる球速となったのですから、アスリートの進化には驚くばかりです。

 小松以降も球速が話題となる投手は定期的に現れました。2005年に横浜に入団したクルーンは同年5月に当時の最速となる159キロをマークし、7月には161キロを出して大台超え、巨人に移籍した08年6月に記録を162キロまで伸ばします。

 日本人では10年8月に当時ヤクルトの由規が161キロを記録、16年6月に日本ハムの大谷翔平が163キロで新記録を樹立すると9月に164キロ、CSで165キロを投じました。

 佐々木朗は体ができてくれば、10年9月に当時MLBレッズのチャップマンが記録した世界記録169キロを上回る170キロ超えも期待できるなどと夢想してしまいますね。しかし、由規が長く故障で苦しんだように、ケガと背中合わせなのが速球派投手の宿命。佐々木朗の健全なる成長を期待してやみません。
(週刊ベースボール2020年4月6日号 掲載記事再編)

佐々木朗希
BBMベースボールカードセット2020 ICONS -FIREBALLER- No.11 佐々木朗希(M)

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