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2021-07-24

【東京五輪・陸上展望】男子400m/日本の血を引くノーマンに注目

母の故郷の五輪に出場を決めたノーマン

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【男子400m日程】
予選       8月1日 10:45
準決勝   8月2日 20:05
決勝       8月5日 21:00

 リオ五輪の決勝で世界記録を打ち立てたW・バンニーケルク(Van-Niekerk/南アフリカ)が故障による雌伏を経て調子を上げてきた。今季は200mで様子を見ながら6月の400m初戦で44秒56を記録し、五輪標準を突破した。

 2019年世界選手権を43秒48で制したS・ガーディナー(Gardiner/バハマ)も、東京五輪へ向かう。同選手権2位のA・ホセ・サンブラーノ(Jose Zambrano/コロンビア)、リオ五輪の銀で43秒74のベストを持つK・ジェームス(James/グレナダ)は、共に今季すべてのレースで44秒台と安定している。

 そんな猛者たちの中に分け入りたいのは、日本の血を引くM・ノーマン(Norman/アメリカ)。世界歴代6位43秒45をマークした2019年は、世界選手権で準決勝敗退の屈辱も味わった。その後、母の故郷での五輪メダルを目指し、200mと兼業せず400m専念を決意。全米選手権を今季自己最高の44秒07で初制覇し、本番に弾みをつけている。

 全米学生選手権で今季世界最高の自己新43秒85をマークしたR・ロス(Ross/アメリカ)にも注目。1999年世界選手権3位、2004年アテネ五輪の110mH代表デュアン・ロスの息子で全米選手権で3位に入り、二代続けてのオリンピアンとなった。

 日本勢ではウォルシュ・ジュリアン(富士通)がエントリー。ケガ等もありこの2年間は納得のいく走りはできていないが、19年世界選手権では予選、準決勝と自己新記録で走っているなど、大舞台には強いだけに期待したい。

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