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2021-07-26

【東京五輪・陸上展望】男子10000m/ウガンダ勢を軸に展開。相澤、伊藤の走りにも注目

相澤は初の大舞台でどんな走りを見せるのか?

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【男子10000m日程】
決勝       7月30日    20:30

 世界記録保持者で2019世界選手権王者のJ・チェプテゲイ(Cheptegei/ウガンダ)が大本命となる。ただ、今年5月に同じウガンダの新鋭、J・キプリモ(Kiplimo)が世界歴代7位の26分33秒93で走り、ライバルに名乗りを挙げた。両者の対決が最大の見どころだろう。

 2人を迎え撃つのはやはりケニア、エチオピア勢で、今回も強力な布陣で挑む。ケニアはG・カムウォロ(Kamworor)が1800mを越える高地で行われた代表選考会を27分01秒06と驚異的なタイムで制し好調をアピールしたが、ケガにより本大会を欠場。代わりに18年U20世界選手権優勝、19年世界選手権3位のR・キプルトが代表入りすることになった。愛三工業に所属する19年世界選手権4位のR・ケモイ(Kwemoi)は選考会で27分05秒51とカムウォロに僅差で続き、あらためて力を示し、本大会での活躍が期待されている。

 エチオピア選考会はS・バレガ(Barega)、19年世界選手権銀のY・ケジェルチャ(Kejelcha)、B・アレガヴィ(Aregawi)が1秒以内で競り合う激戦だった。ハイレベルな代表がそろっており、3名とも優勝争いに加わってくるだろう。

 また、19年世界選手権6位のM・アーメド(Ahmed/カナダ)、高い気温のなかで行われた全米選手権を制したW・キンケイド(Kincaid)、同2位のG・フィッシャー(Fisher)、さらにM・スコット(Scott/イギリス)も面白い存在だ。

 日本勢は日本記録(27分18秒75)を保持する相澤晃(旭化成)、日本歴代2位(27分25秒73)の伊藤達彦(Honda)という実業団2年目コンビがどこまで世界と戦えるか。大きな注目が集まる。

今年、頭角を表してきたキプリモ
今年、頭角を表してきたキプリモ

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