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2021-07-24

元ソフト日本代表・山根佐由里の球種解説!浮き上がるライズボール

持ち味のライズボールを武器に躍進中の勝股美咲(ビックカメラ高崎)。2019年の日本リーグ新人賞投手でもある(写真/BBM)

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野球と似ている競技だけれど、ソフトボールにはどんな球種があるの? という疑問を持っている人も多いのでは。そこで、元日本代表で世界選手権3度出場の山根佐由里さんに、ソフトボールの代表的な変化球の特徴を解説していただいた。東京オリンピックや日本リーグを楽しむための解説書として活用してほしい(全文はソフトボール・マガジン9月号に掲載)。

ライズボール
Riseball

 ボールにバックスピンをかけることで、下から上へと浮き上がるように見える変化球(始点と終点の落差が少ないため浮いているように見える)。リリースの際、ドアノブをひねるように手首を回したり、人差し指でボールを切って回転をかける。ストレートとの球速差は2、3キロ程度。ヒザ元から浮き上がる「ローライズ」とベルト付近から胸元に浮き上がる「ハイライズ」、さらにストレートよりも10キロ程度遅い、抜いたライズ=「抜きライ」がある。

 下から浮き上がる軌道なので、打者にボールの下をたたかせてフライに打ち取ることができる。ローライズはポップフライを打たせやすく、ハイライズは空振りを奪えたり、打者の目線を変えることができる。ただし、スピンがかかっていることでボールが軽いので、飛ばされやすいというデメリットも。外国人の強打者はベルト付近が強いこともあり、国際試合ではベースに入ったライズをホームランされてしまう場面をよく見かける。

■ライズボールの軌道




【PROFILE】
やまね・さゆり/1990年1月24日、三重県生まれ。右投右打。投手。宇治山田商業高-レオパレス21(2008年~09年)-トヨタ自動車(10年~17年)。トヨタ自動車では12年から16年までの5年間でリーグ記録の42連勝を打ち立て、14年には最優秀投手賞を受賞。日本代表では10年、14年、16年と世界選手権出場。17年限りで現役を引退し、現在はトヨタに勤務しながらソフトボール普及のためメディア等で活躍中。

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