東京オリンピックで見事金メダルに輝いたソフトボール日本代表。13年越しの連覇に日本中が大いに盛り上がりました。日本チームも海外チームも多くの素晴らしいプレーがあった中で、皆さんが最も感動した瞬間はいつだったのか、ソフトボール・マガジンでアンケートを実施。ご回答いただいた中の一部のコメントを写真とともに紹介します。
上野投手の魂のプレー投球前にゆっくりと息を吐き、集中力を高める上野由岐子(写真/JMPA)
伝説となった「上野の413球」から13年、今もなお日本の絶対的エースとして君臨し、チームを金メダルへと導いた上野由岐子投手。その魂のこもったプレーに、多くのコメントが寄せられました。
《皆さんのコメント》上野投手が息をゆっくり吐いて集中を高めている、投げる直前の横顔にしびれました(ぴろぴろ)
メキシコ戦、追い付かれてなおも無死一・二塁で上野投手がたんたんとマウンドを譲る姿に静かに感動。この場面で降りたい投手なんているはずない。ましてや「日本のマウンド」に立ち続けた人。どれだけチームを、監督を、後ろを守る野手を、後藤投手を信頼しているのかが伝わったシーン。(小雪)
カナダ戦での、上野投手による金属バット粉砕は死ぬまで忘れない自信がある。人生で初めて見たし、金属バットが折れるほどの重いボールを投げる上野投手をあらためて尊敬した。(ますかっと)
決勝戦で、上野投手がホームカバーで得点を阻止したシーン。怪我の危険をおかしてまで守り抜いたホームベース。カッコ良かった。ピッチングだけではなく、守備でも魅せてくださいました!(ころころ)
決勝戦1回裏、サードランナーをホームでアウトに取ったあと、振り逃げのランナーの二塁走塁牽制のために一塁へ送球したとき。素人には、少し身体が開いたように見えたのですが、体幹の良さが分かる鍛え抜かれた送球フォームにグッときました。先制点を防いで安堵するのではなく、きっちりランナーを牽制する。このときの後ろ姿は格別にカッコよく、目頭に焼き付いています。もちろん、ランナー牽制を冷静にリードした内藤選手にも拍手です!(MokoSumi)
決勝戦の最終回、リエントリーで上野投手が再登板したとき。涙が出ました!感動。(まいこ)
決勝戦の7回に、上野投手が再登板でマウンドへ歩いていく姿が『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』で主人公のルークスカイウォーカーが妹のレイア姫たちを守るために、たった一人で敵の総攻撃の中へ歩み寄ったシーンを思い出しました。(little king K)
決勝戦後、上野投手と宇津木監督が二人で抱き合ったところ。お互いの信頼関係、東京五輪までの13年間の思い、東京五輪のプレッシャーなど、すべてが報われた瞬間が見れた気がします。あのシーンは何回見ても感動して涙が出ます!(S)
上野投手の活躍は「日本のエース」の名にふさわしいと思った。年齢を重ねてもまったく衰えない球威を見て、すごく努力を重ねてきたと思ったし、大変なことがたくさんあったはずだが、13年越しのオリンピック連覇を成し遂げられて良かった。多くの子どもたちに夢を与えたと思う。(ゆん)
▲再び日本を金メダルへと導いた姿に感動を覚えた人が多かった(写真/Getty Images)