19日、東京・後楽園ホールで行われたスーパーフェザー級8回戦は、日本同級15位の高畑里望(42歳=ドリーム)が、12位の遠藤勝則(30歳=角海老宝石)に6回2分37秒TKO勝ちした。 プロボクサー定年37歳をとうに過ぎ「負けたら終わり」の崖っぷちに立つ高畑が、12歳年下のランカー遠藤を鮮やかに仕留めた。初回、遠藤の右クロスでよろめくピンチに陥ったが、2回からはマイペースの試合運び。180センチの長身から左ジャブを突き、遠藤のパワフルな突進を独特の間合いでいなしながら、左右ボディブローを叩き込んだ。
3回にはパンチで遠藤の右目上を切り裂き、すっかりリズムに乗った4回からは、遠藤が入ってくるところにアッパー、フックを狙い撃ち。7回、左アッパーで効かせると、ショート連打の追い打ちでレフェリーストップを呼び込んだ。
1年10ヵ月ぶりの試合で巧者ぶりを示し、「まだまだこれからだと思っています!」とリング上で声を弾ませた高畑。いまも進化を続けていることをアピールし、2017年以来2度目のタイトル挑戦に望みをつないだ。
豊嶋は大差の勝利でデビュー
右を突いて攻める豊嶋(右) 東洋大のボクシング部主将だった豊嶋海優(22歳=大橋)が、スーパーフライ級6回戦でデビュー。堀井翔平(30歳=トコナメ)に大差の3ー0で判定勝ちした。
サウスポー豊嶋はスタートから間断なく右のリードブローを突いて堀井に迫る。2回には左ストレートから右ボディを決めてKOチャンスをつかんだが、力んで決定打が出ない。打ち終わりに狙ってくる堀井の右も最後まで油断できず、初陣を派手に飾ることはできなかった。「思っていたボクシングができず、悔しい」と豊嶋は大差の勝利にも笑顔を見せず、今後の精進を誓っていた。