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2019-04-19

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足本来の感覚。NIKE FREE[AD]

酒井俊幸監督に聞く
東洋大のナイキフリー活用術

実業団で活躍するトップレベルのランナーが輩出している東洋大。選手たちは、さまざまなナイキのシューズを活用している。2009年よりチームの指揮を執り、結果を残してきた酒井俊幸監督に、ナイキ フリーの活用術を聞いた。
取材/和田悟志  写真/阿部卓功

さかい・としゆき/1976年5月23日、福島県出身。学法石川高(福島)→東洋大卒。09年4月より東洋大監督に就任。就任初年度の2010年をはじめ3度の優勝含む11年連続箱根3位以上にチームを導く。19年は監督11年目。

足を鍛えるという発想

 ナイキ フリーが登場したのは、私がまだ現役のときでした。“足を守る”という発想ではなく、“鍛える”という発想のシューズは斬新だったのを覚えています。固定観念を覆されました。実をいうと、それまでは他のメーカーのシューズを履いていたのですが、ナイキ フリーが登場してから、ナイキのシューズを履くようになりました。

 主に、ジョグやウォークのときにナイキ フリーを履いていましたが、ナイキ フリーを履くようになって、走り方が変わっていきました。以前の自分の走り方を客観的に見たときに、愕然としたのを覚えています。非常に非効率な走り方をしていたんです。私はカカトのほうで着地していて、フォアフット(前足部接地)という発想は全くありませんでした。それが、足裏全体を使った走り方を、ナイキ フリーで身につけていきました。

 今は自分はさすがにハードなトレーニングはしなくなりましたが、今でも出張時にはナイキ フリーをカバンに忍ばせていますし、ナイキ フリーを履く機会は多いです。

すべてがパフォーマンスに

 今、ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%やナイキ ズームフライは、結果を残していますし、多くの選手が履きたいと思っているシューズでしょう。ただ、これらのシューズを履きこなすためには、準備が必要だと思うんです。
 ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%やナイキ ズーム フライは、自然に足が前に進む感覚が得られますが、それはしっかりとコア(体幹部)が使えているのが前提となります。コアが使えていない選手は、コアを養うトレーニングに取り組むことが大事です。ですが、そもそもコアを使えているかどうかさえ分からないことがあるので、そこを意識できるシューズを選ぶのも大事です。だから、ナイキ フリーを履いて、歩いたり、走ったり、フィジカルトレーニングに取り組んだりすることは有効だと思います。

 もう1つ、足底を強化するために、足の裏に刺激を入れることも必要です。着地衝撃によって起こる溶血(血液中の赤血球が破壊されること)は貧血の原因になりますが、溶血と刺激を入れることとは全く違います。ナイキフリーを履くことは足の裏を刺激し、足底の強化にもなります。アスリートにとって、起きている時間の行動の一つひとつが、パフォーマンスに直結してくると思います。学生たちは、通学時にだいぶ歩くので、普通のスニーカーではなく、ナイキ フリーを履くだけでも、鍛えられるでしょう。
 それに、ゆっくりとしたジョグだったら、ナイキ フリーを履いて行うのがオススメですね。トレッドミルで走るときにも、ナイキ フリーのような反発のないシューズのほうがいいと思います。

 チームでは“クーリングダウンを大事にしよう”と話していて、それぞれで取り組みを見直しています。クーリングダウンでもある程度のペースで走る際には、ナイキ ズーム ペガサス 35を履きますが、芝生の上を走るときは新しいナイキ フリーで走るのもいいでしょう。足と地面との間にソールを挟んではいますが、裸足に近い感覚が得られ、足の本来の動きを阻害しないのがいいですね。

ランニングと向き合う

 他の裸足感覚をコンセプトとしたシューズのなかにはソールが薄いものがあり、それだと足底筋が弱い選手は、かえって故障の原因になります。その点で、新しいナイキ フリー RN 5.0は、これまで以上に履きやすいですし、クッション性もかなりあるので、今までのものよりも導入として履きやすいと思います。また、ホールド感もあるので、十分走る際にも履けます。

 この2年間、駅伝でなかなか勝てていませんが、ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%が登場してからは、シューズについてだいぶ考えさせられるようになりました。それ以前は、“本練
習の中身をどうしようか……”ということばかりに気を取られていたのですが、そこだけを追ってもダメなのだと気づかされました。

 東洋大はトップレベルの選手ばかりが入ってくるわけではありません。エースの相澤晃も、高校時代にインターハイには出場していません。今後も、第2、第3の相澤のような選手を育成していきたいと思っています。選手たちには、ランニングと向き合って、自分の強みと弱みをしっかりと理解して、競技に取り組んでほしい。そのためにも、シューズなどの道具の選び方は重要だと思います。

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