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2022-02-13

【NFL】白いジャージーのラムズが絶対有利?スーパーボウルの「都合の良い真実」をまとめてみた

過去17回で14勝3敗という、縁起の良いホワイトジャージで臨むラムズのQBスタフォードとマクベイHC=photo by Geety Images

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米プロフットボール・NFLの王座決定戦スーパーボウル。全米で最大・最高のスポーツイベントは、日本時間2月14日午前(現地時間2月13日午後)、ロサンゼルス郊外の最新鋭SoFiスタジアムで開催される。ロサンゼルス・ラムズとシンシナティ・ベンガルズが激突する。試合開始まで10時間を切ったが、NFL公式サイトが掲載した、今回のスーパーボウルについての興味深いデータをまとめた。
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今回のスーパーボウルは、日本テレビと系列スポーツ局ジータスによる中継が日本で唯一のテレビ放送となる。生中継は日テレジータスで2月14日午前8時から試合終了まで。地上波では、日本テレビで14日深夜26時15分から地上波2時間枠で放送がある。

2月14日(月) 8:00~ NFL on 日テレジータス 2021 第56回スーパーボウル 生中継!

■1975年にNFLがプレーオフのシードを開始して以来、第1シードもしくは第2シードのチームが登場しない初めてのスーパーボウルとなった。(両チームとも第4シード)。

■スーパーボウルでの戦績
ラムズは1勝3敗。平均得点15.5、平均失点20.0、得失点差は-18、-1ターンオーバー、-9サック
ベンガルズは2敗。平均得点18.5、平均失点23.0、得失点差は-9、-2ターンオーバー、-5サック

■SoFiスタジアムとラムズの関係は別として、ゲームのルール上、今回のスーパーボウルはベンガルズのホームゲームとして開催される。ホームチームはスーパーボウルで23勝32敗。過去15回に限れば4勝11敗。


■過去17回のスーパーボウルで、ホワイトジャージーのチームが14勝3敗。今回はラムズが白を着用。ペイトリオッツとトム・ブレイディが敗れた過去3回のスーパーボウルのうちジャイアンツに敗れた2回は、ジャイアンツがホワイトジャージーを着用していた。

■ラムズは、2020年バッカニアーズに次いでホームスタジアムで開催するスーパーボウルに出場したNFL史上2番目のチーム。

■ベンガルズは、前シーズンに5勝以下でスーパーボウルに出場したNFL史上4番目のチーム。2020年は4勝11敗1分だった。

■ベンガルズは、過去にスーパーボウルに2回以上出場して勝ち星がない5チームのうちの1つ。1988年と1981年に49ERSに敗れている。

■両チームQBの第14週以降の直近試合の成績。
QBマシュー・スタフォード:7勝1敗、パス成功率70.0%、1試合平均272.5ヤード、17TD、9INT、レーティング102.2
QBジョー・バロウ:6勝1敗パス成功率72.8%、1試合平均331.1ヤード、15TD、2INT、レーティング118.1

■スタッフォードとバロウのレギュラーシーズンのインターセプトは合計31本。スーパーボウルで対戦する先発QBの記録としては、2001年のトム・ブレイディ(ペイトリオッツ)とカート・ワーナー(ラムズ)の34本以来の最多。

■QBマシュー・スタフォードは、ドラフト全体1位指名で入団し、レギュラーシーズンで100試合以上に出場してからスーパーボウルに初出場した5人のうちの1人。これまでの4人は、全員スーパーボウルで優勝している。

■QBスタフォードはこれまで8シーズンで負け越しを経験してきた。スーパーボウル出場前のQBとしては歴代最多。過去5回のスーパーボウルの先発QB延べ10人は、合計で6回の負け越しという。

■QBジョー・バロウは、2年目のQBとしてスーパーボウルに先発出場する。2013年シーズンのラッセル・ウィルソン(第48回大会優勝)以来だが、バロウは、スーパーボウルの当日に25歳65日。これはスーパーボウル当日のウィルソンと全く同じ年齢と日数だという。

■QBバロウはレギュラーシーズンでNFL最多の51回被サック。スーパーボウルに出場したQBとしてはNFL史上最多となった。これまでの最高は2008年シーズンのベン・ロスリスバーガーで、レギュラーシーズン46被サック。第43回大会で優勝。

■NFLのネクストジェネレーションスタッツによると、QBスタフォードは今季(プレーオフを含む)、プレッシャーが9回以上かかった試合でレーティング48.5で6インターセプト。スタフォードは直近12試合中9試合でプレッシャーを9回以上受けている。シーズン最初の8試合は0回だった。

■QBバロウは、ルイジアナ州立大学時代から、ポストシーズンゲームでは7勝0敗。

■QBスタフォードは、過去40シーズンの中で、チームに所属した最初のシーズンにスーパーボウルに出場した4人目のQB。これまでの3人はトム・ブレイディ、ジェイク・デローム、トレント・ディルファーで、2勝1敗。

■ベンガルズは、レギュラーシーズンのパスレシーブ1位の選手がルーキーで、スーパーボウルに進出した5番目のチーム。過去4チームはそれぞれスーパーボウルで敗退している。

■両チームWRの成績
WRクーパー・カップ:プレーオフを含む今シーズン20試合で170回レシーブ、2333ヤード、1回平均13.7ヤード、20TD
WRジャマ―・チェイス:プレーオフを含む今シーズン20試合で101回レシーブ、1734ヤード、1回平均17.2ヤード、14TD

■PFFによると、ラムズCBジェイレン・ラムジーは今季マンツーマンで60ヤード以上のレシーブヤードを許したことが1度しかない。ディビジョナルラウンド、バッカニアーズ戦のWRマイク・エバンス。このパスはQBトムブレイディが投げた、現役最後のTD。

【小座野容斉】

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