毎週水曜発売（一部地域はことなります）の週刊プロレスの内容、見どころを発売一日前の火曜に紹介します。今週号の表紙はNOAH名古屋大会でGHCヘビー級王座を奪取した藤田和之です。大会翌日にはNOAHへの電撃入団を発表するサプライズ。そのほかにもさまざまな動きがあった同大会と25日の横浜大会を合わせて、NOAHの試合を巻頭カラーから詳報します。
スターダムは長岡でビッグマッチを開催。ワンダー王者の上谷沙弥がV2、ハイスピード王座戦は王者のスターライト・キッドを破ったAZMが約1年ぶりに王座奪還。後楽園大会では両国参戦が決まっているKAIRIとスターライト・キッドが一触即発になるなど両国へ向けての流れも加速。
GLEATは本旗揚げ後、初となる後楽園ホール大会を開催。初代G-REX王座決定トーナメントの準決勝&決勝がおこなわれエル・リンダマンが田村ハヤトを破り初代王者に。巻末言では鈴木裕之社長を直撃し、トーナメント総括&新日本との交流について聞いてます。
全日本は後楽園で3大タイトルマッチ開催。三冠戦は宮原健斗が大日本のアブドーラ小林を破りV1。そのほか世界タッグ、世界ジュニアのタイトルマッチ中心にリポート。試合がなかった新日本は新IWGPジュニアタッグ王者･田口隆祐&マスター・ワトにインタビュー。鈴木秀樹の復活連載も隔週でスタート。
そのほかDDT後楽園、ドラゲー和歌山、大日本・新木場、東京女子プールプロレス、アイスリボン後楽園、FREEDOMS横浜など掲載（一部地域は発売日は異なります）。
NOAH２・23名古屋～GHCヘビー級◎藤田和之vs中嶋勝彦「本気の〝活き様〟」
ＮＯＡＨを主戦場にするようになってから藤田和之は〝野獣〟として大いに存在感を見せつけた。初参戦となった'19年９月の稲村愛輝戦からすべての試合で自身の魅力を最大限まで発揮。それは対戦相手たちが一切逃げずに〝受け止めていた〟とも言い換えることができる。
潮崎豪、拳王、杉浦貴…特にタイトルマッチで雌雄を決した選手たちは、藤田と火花散るような真っ向勝負を展開。プロレスラーとして受けの凄味を見せると同時に、ＮＯＡＨという団体がずっと貫いてきた根本も垣間見せた。どんな相手でも受け止める〝包容力〟である。
この日の中嶋勝彦もそうだ。試合前から美味しそうな獲物を前に目を血走らせ舌なめずりする野獣に、まったく臆することがない。グラウンドの攻防では20kg以上の体格差がありながらも、超絶的な威圧感と高いレスリング技術と互角に渡り合う。（井上）
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週刊プロレス 3月16日号（WEEKLY PRO-WRESTLING No.2169）
