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2022-03-06

【ボクシング】元世界王者・山中竜也が3年8か月ぶりに復帰「前の自分を超える」

多彩なパンチで圧倒する山中(左)

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元WBO世界ミニマム級チャンピオン山中竜也(26歳=真正)は6日、兵庫・神戸市中央体育館で3年8か月ぶりに復帰戦を行い、須藤大介(27歳=三迫)とのライトフライ級6回戦で5回1分52秒TKO勝ちした。

 山中は2018年7月、2度目の世界防衛戦で判定負け。硬膜下血腫と診断され23歳の若さで引退したが、その後、回復。昨年12月、日本ボクシングコミッションのルール改定により、一定の条件をクリアして現役復帰が認められた。

 3年8ヵ月前と同じ会場のリングに立った山中は、ブランクを感じさせない動き。初回、右ストレートでダウンを奪うと、2回以降も左ボディ、右アッパーなど多彩なパンチで圧倒する。打たれながらも懸命に前進する須藤を5回、高速連打で再び倒し、ストップに持ち込んだ。

4年ぶりの勝ち名乗りに安堵の笑みを浮かべる
4年ぶりの勝ち名乗りに安堵の笑み

「課題は前の自分を超えること。次はもっと進化した姿を見せたい」と笑顔で語った山中は、20戦17勝(6KO)3敗。今後はライトフライ級で2階級制覇を目指す。

写真/早浪章弘

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