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2022-03-13

【相撲編集部が選ぶ春場所初日の一番】新大関御嶽海、落ち着いて白星スタート

右ハズ、左おっつけで逸ノ城を押し出す御嶽海

御嶽海(押し出し)逸ノ城

初場所は関脇御嶽海が13勝2敗で3回目の優勝を果たし、場所後に大関昇進。春場所は新大関御嶽海が一番の目玉となった。

昨年の春場所は両国国技館で開催され、一昨年は無観客だったので、3年ぶりに大阪のファンは生で相撲が見られる。今場所は収容人数の75パーセント、約5600人を限度に入場できることになった。

注目の御嶽海は逸ノ城と対戦。過去の成績は御嶽海の13勝6敗で、逸ノ城に左上手を取られなければ、問題はないはず。

立ち合い、逸ノ城は廻しを取りにいかず、突き放して前に出る。御嶽海は余裕を持って回り込み、落ち着いて対処。逸ノ城が叩きを見せたスキを見逃さず、素早く体を寄せると右のハズ押しで上体を起こし、左からおっつけて押し出した。

新大関の初日を危なげなく白星で飾った御嶽海だが、リモート取材を拒否。相撲協会広報部から、その旨が伝えられると、各記者から「えーっ」という声があがった。各社、相撲のメイン記事は新大関と決めていただろう。私も30年前から相撲の取材をしているが、新大関初日の取材拒否は初めてだ。

相撲を見る限り、御嶽海の動きはよかった。初場所後に新型コロナに感染したが、症状も軽く問題はないだろう。春場所も照ノ富士と御嶽海の優勝争いになりそうだ。そのほか相撲内容がよかったのは、大栄翔と髙安。特に髙安は上位と当たらない位置なので、優勝争いに絡んでくるかもしれない。

カド番の大関2人だが、貴景勝は初場所休場したケガの影響は感じられず、新たなケガがなければ勝ち越しは問題ないだろう。大栄翔に敗れた正代は、順当負けと感じるぐらいで、体にもハリがない。勝ち越しは非常に厳しいのではないか。心配である。

文=山口亜土

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