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2020-06-09

ボウリング用語集 こ

コア core

芯・核心。ボールの内核、中玉、または2層になっているボールの内部をいう。最近はボールの構造が2層、3層、4層と多種多様になり、各メーカー独自の研究開発がなされている。縦方向と横方向の回転半径の差が大きいコア形状のボールは、フレアが広がり、フックポテンシャルが大きくなる。さらにボールの中心素材を高密度にして比重を高くすると慣性モーメントを低くした低慣性ボール、逆に表面の比重を重くした高慣性ボールなどのデザインがある。

コアアクシスアングル core axis angle

回転するボールの回転軸に対するコアの角度を指す。90度、0度、45度などの配置があるが、遠心力でボールの動きを調整できる。曲がりに対する影響はおよそ15%とされる。アングル設定は、コアの頂点(およそ1㎝の円形のプラスチック)を利用して決める。

高慣性・低慣性 High RG、Low RG

慣性モーメントが大きいボールを高慣性、少ないボールを低慣性と呼ぶ。RGと同義語。一般にはボール表面が重いもの(カバーヘビー)を高慣性、内部が重いもの(センターヘビー)を低慣性という。

硬度 hardness

鉱物や材料の硬さ。JBCルールは、「ボールの表面硬度を72度デュロメーターD以上として、(取得後に)故意に薬品またはその他の方法によって変えることを禁止」している。ちなみに、表面硬度は「ボールの曲がり」に70%以上の影響を与えるとされている。

顧客満足 customer satisfaction

顧客満足のベースは、人それぞれのニーズに完璧に対応することにある。たとえば、接客、商品などのサービスコンセプト、ときには企業理念まで問われることを想定しなければならない。この考え方が普及し始めた1990年代は、クレームなどマイナス評価の防止に力点があったが、最近は満足度の向上へ進化しており、顧客満足をいかに作り出すか、高めるか、に変わってきている。

国民体育大会 こくみんたいいくたいかい

通称「国体」。目的は広く国民の間にスポーツを普及し、国民の体力向上を図るとともに、地方のスポ-ツ振興と地方文化発展に寄与することにある。開催地は原則として都道府県持ち回りで、第1回大会(1946年・京都)以来、今日に至る。ボウリング競技は、一巡した沖縄大会(第42回)で公開競技種目となり、1988年(第43回・京都)から正式競技として採用された。また1992年から大手企業と契約し、会場に宣伝・広告などを掲げて協賛金を募る「冠国体」となった。また1988年はボウリングのエポックメーキングな年で、ソウル五輪でエキシビション種目採用があり、国体正式種目採用と並び、スポーツボウリングが華やかに報道された。

五十肩・四十肩 ごじゅうかた・しじゅうかた

肩関節の周囲がまるで氷結したようになり、慢性的な痛みを感じる肩関節周囲の炎症を指す。関節の周囲にある粘液包、腱、筋肉と神経などが加齢や老化で変化した症状。40―50歳代に起き、最初の2―3週間は運動とともに疼痛があり、睡眠中にも続く。普段は手が上がらない(バックスイングがしにくい)、手がからだの後ろに回らなくなり、1―3か月で軽減しても、半年から1年は好転しない。体操と温熱療法が比較的有効だが、ほぼ1年は完治することがない。

5歩助走 ごほじょそう

左足から5歩、助走してボールを転がす投法。一般にハイアベレジボウラーに好まれる投法で、4歩助走と比べて、最初の余分な1歩、手を動かさないことが気分をリラックスさせる効果があり、小刻みな助走なので眼が上下しにくく、目標がよく見えること、加速しやすいなど、明らかな長所が多数ある。一方、5歩助走で手足のタイミングが狂うボウラーも多く、1歩目に微妙に手を動かす(プッシュアウェイ)と、足よりも手の方が微妙に早くリリースポイントへ到達するので、からだが決まらず、制球の余裕を失うことがある。また、中級者が4歩から5歩へ初めて変えようとするときは、最初の1歩目でボールを保持する手を絶対に動かさないことを厳重に守らせるべきである。なぜなら、1度習慣がつくと、実に矯正しにくいからである。

ゴールポスト goal post

⑦―⑩スプリット。

コンシステンシー consistency

一貫性・堅実さ。首尾が一貫していること(堅実性)。一連の投球動作が繰り返し、正確に行われること。

コンディショナー conditioner

レーンの消耗を防ぐために散布されるオイルの呼称。レーンコンディショナー。

コンディショニング conditioning

心身の状態を整える。心身が最大能力を発揮できるように調整すること。スポーツでは、個人・チーム・種目・季節により差異があるが、技術・筋力・持久力トレーニングがある。日常的には、休養・睡眠・栄養のほかにイメージトレーニング、心理トレーニングなども通年で行う必要がある。

コントロール control 調整・調節・制御

制球力。狙ったターゲットに通せる確率やストライク、スペアの確率が比較の指標となる。リリースのリストワークもボールコントロール(ボールの取り回し)というが、マインド(mind)コントロールといえば、集中力やストレスから回避する動きなどのこと。

コンベンショナル conventional

中指と薬指を、第2関節まですっぽりと深く入れるボールグリップ。ボールを落としにくく、安心できるので、初心者に適しているといわれる。

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