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2022-05-01

「ロナウジーニョよりカカーがメチャクチャ嫌だった」サッカー元日本代表の福西崇史~リポビタン for Sports presents「The Deep」~

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スポーツライターの金子達仁(左)がパーソナリティーを務める「The Deep」第22回放送のゲストに登場したのは、サッカー元日本代表の福西崇史氏(右)

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 5月1日(日)20:00~、スポーツライターの金子達仁氏がパーソナリティーを務めるニッポン放送のリポビタン for Sports presents「The Deep」の第22回放送で、サッカー元日本代表の福西崇史が登場した。

プロ入り前、プロが見えてきたのはいつ頃?

「まず93年、僕が高校2年のときにプロができた。その頃からプロができるならプロでやりたいなという漠然とした思いはありました。現実味を帯びたのはスカウトの目に留まったときです。高校3年生のインターハイの愛媛県予選の南宇和戦です」

きっとスカウトの方はみんな南宇和を見に来ていたんだろうな。


「そうです。相手の主力を見に来ていたみたいです。その頃僕はFWで、チームはずっと自陣に押し込まれていたので、センターサークルの辺りでずっと待っているような感じです。あまり攻められなかった。そんな試合なのに(ジュビロ磐田のスカウト石井さんは)よく見てくれて、凄いなと思います。そこでオファーではないですが、“興味があります”ということは先生に伝えてくれたみたいです。その後に磐田の練習に行ったり、他のスカウトの方も僕の試合を見に来てくれたりして、オファーにつながりました」

注目されるようになり、練習にも参加した。決め手は?

「ジュビロしかなかったんです。決め手はプロになるか、ならないかでした」

進学は考えなかった?

「大学進学はちょっと考えました。練習に参加したとき、まず無理なんですよ。トップ・オブ・トップが集まっているわけだし、サテライトの練習に参加しても、トップに出られない一流の選手たちの中に高校生の僕が行っても何もできなかった。このままプロになってもすぐ終わる、大学へ行ってからでもいいんじゃないかと思いました」

なぜ大学に行かなかった?

「せっかくプロに行くチャンスだったので一回行ってみて、ダメなら大学でもいいかなという感覚でした。悩みましたよ。母親は大学に行ったほうがいいと言いました。父親は野球をやっていて、スポーツに関しても“自分で決めなさい”という感覚で話してくれた。プロというものが何にもなかった少年がそういうところまで来られたので、じゃあ行ってみようかなと」


スタジオで自身の現役時代、解説の仕事について語った福西崇史氏

リスナーからの質問です。福西さんは現役時代、様々な外国人選手と対戦していますが、思い出に残っている選手は誰ですか?

「ブラジル代表のカカーがメチャクチャ嫌だった。ロナウジーニョのようにテクニックが凄い選手、Jリーグでもピクシー(ドラガン・ストイコビッチ)、ジーニョなど上手い選手がたくさんいました。でも、カカーは裏をかいてくる。ドリブルも速いし、(アタックに)行かなかったら誘ってくるし、(思うように守備を)やらせてくれない感じです」

後輩たちもカタール行きを決めました。

「やっとですね。本当にドキドキしました。ワールドカップでベスト8だと言っても、世界での戦いとアジアの戦いは違う。アジアの戦いでは結果を出しにいってもいいんじゃないかと思います。早めに(予選突破を)決めて世界での戦いに向けて準備するのが理想じゃないですか。でも、予選の最初でつまづいちゃったので、世界とか言っている場合じゃなくなり、結果を出しに行こうとなりました。これから世界に向けてどうなるかというところです。ここからが楽しみです」

ベスト8という目標を森保一監督、日本サッカー協会も掲げています。可能性はどのくらいだと思いますか?

「わからないです。ベスト8なんて、相当厳しいですよ」

大会前にいくつかテストマッチを組めるじゃないですか。福西さんなら、どことやっておきたいですか?

「ブラジル、トップの中のトップですよ。そこが基準なので、やっておくのが絶対大事です。コテンパンにやられようが、それが差なので。そこから、少しの時間でもどれだけ調整していくか、ということになります」

現役時代に福西さんがコンディションを保つために栄養摂取で気をつけていたのは、どんなことですか?

「いろんな栄養を摂ろうとしていました。偏った食事をせず、少しずつでも小鉢、副菜を含めていろんなものを食べることは心がけました」

フィリップ・トルシエ監督はうるさかったじゃないですか?

「“これ食べたらダメ!”“これを出すな!”とかありました。食べたいのに! 監督が決めることだからしょうがない。でも、それ以外のときに禁止されたものは食べますし、僕はストイックではないので、ストレスがないように、ある程度は食べたいものを食べてました。僕は食べるのが好きなので、そこを制限できなかったです。量を減らす、いろんな種類のものを食べるなど、ある程度はやりましたが」

今でも食べるの好きですよね? 体型が崩れてませんね。

「好きですね! でも抑えてますよ。だけど、美味しいものは食べちゃうんでね。その分運動したりしてます」

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 福西氏が解説者として訪れた2014年のブラジルワールドカップの思い出など、さらに詳しく聞きたい方、今回の放送を聞き逃した方は無料アプリ「radiko」でタイムフリー機能を使えば、放送1週間後まで聴取可能となる。


大正製薬
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ニッポン放送 
リポビタン for Sports presents 「The Deep」
毎週日曜20時~絶賛放送中。
radikoで放送1週間後まで聴取可能。
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