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2022-05-12

【相撲編集部が選ぶ夏場所5日目の一番】玉鷲、苦手の御嶽海を破り記録に花

玉鷲が御嶽海を押し出し、歴代4位の連続出場記録に花を添えた

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玉鷲(押し出し)御嶽海

前日は今場所初めて3大関がそろって勝利し、立ち直りの兆しが感じられたが、この日は貴景勝が勝ったものの、あとの2人は敗れて黒星が先行。序盤を終えて3大関合計の成績が6勝9敗とは、どうなっているのか。

5日目は高見山を抜く歴代単独4位となる初土俵からの1426回連続出場を果たした玉鷲が苦手の御嶽海を破った一番を取り上げたい。

これまで御嶽海に対しては3勝27敗と勝率は1割。突っ張りを下からあてがわれて威力を半減させられ、下から起こされて何もできないまま敗れることが多かった。しかし、今回の玉鷲は考えた相撲を見せてくれた。

立ち合いから頭で当たると、突っ張らずに左右からはさみつけるようにして、おっつけで圧力をかける。御嶽海は辛抱できず、右に回り込みながら引きを見せた。玉鷲は体が離れたところでノド元を突き上げ、最後は再び頭からぶちかまして、御嶽海を土俵下に吹っ飛ばした。

最も苦手な力士を攻略して4勝目を挙げた玉鷲は、「落ち着いて相撲が取れました。すごくよかったと思います。いつもバタバタしてしまうけど、バタバタしないようにおっつけて、自分の相撲を信じて前に出ました」と笑顔で答えてくれた。

初土俵からの連続出場で高見山を抜いたが、「記録はあんまり気にしてないです。現役のときはあまり意識しないで、辞めてから感じると思う」と記録にはそっけない。上には貴闘力、富士櫻、青葉城がいる。1位の青葉城は1630回で、2年後の名古屋場所で届く。現在、37歳の玉鷲だが、新記録が狙えそうな元気さだ。

6日目、玉鷲は照ノ富士と対戦。初日黒星から4連勝と立ち直ってきた照ノ富士だが、直近は玉鷲が連勝しており嫌な相手だ。照ノ富士にとって前半戦のヤマ場と言えるだろう。

5日目を終えて全勝は平幕の碧山と一山本の2人だけ。その両者の対戦が6日目に組まれており、これも注目の一番だ。

文=山口亜土

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