2月27日に東京・後楽園ホールで開催されたOPBF東洋太平洋ウェルター級王座決定戦(長濱陸vs.クドゥラ金子)以来となる日本国内のタイトルマッチが明日16日、後楽園ホールで行われる(無観客試合)。『第41回チャンピオンカーニバル』の一戦となる日本スーパーライト級タイトルマッチ10回戦は、チャンピオン井上浩樹(28歳=大橋)対挑戦者1位・永田大士(30歳=三迫)。OPBF東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ12回戦は、チャンピオン清水聡(34歳=大橋)対挑戦者14位・殿本恭平(25歳=勝輝)。井上はリミットの63.5kg、永田は100gアンダーの63.4kg。清水、殿本はともにリミットの57.1kgで計量をクリアした。
上写真=左から清水、殿本、井上、永田
写真提供=大橋ボクシングジム
今回が2度目の防衛戦となる井上は、1度目で200gオーバーとなったが、1時間後の再計量でクリア。調整ミスというわけではなく、「新しくした体重計の誤差と、普段より早い計量だったので。今も動いたわけじゃなく、時間が経つのを待ってただけなので、全然大丈夫です」とのこと。挑戦者については「ファイターのイメージだけど、足を使うこともできるファイターなのかなという印象」。試合展開は、「相手は入ってきて僕を崩して自分のスタイルに持っていこうというのが相手がやりたいことだと思うので、それをさせないようにするのが第一。相手をどれだけ自分の型にはめるかが今回の勝敗に関わるかなと思います」。
2018年10月にOPBF同級王者・内藤律樹(28歳=E&Jカシアス)にジャッジ三者とも1ポイント差の1-2で惜敗して以来、2度目の王座挑戦となる永田は、「(井上は)技術のあるいい選手。僕がベルトを獲ったら三迫ジムの日本チャンピオンが6人になりますが、あまり気負わないよう。ベルトを獲って初めてスタートだと思って。勝って、自分の人生を変えます!」と語った。
昨年7月にWBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者ジョー・ノイナイ(フィリピン)に挑んで、眼窩底骨折を負わされて6回TKO負けのプロ初黒星。1年ぶりの復帰戦が5度目の防衛戦となる清水は、「今回は肌もしっとりとしているので減量はうまくいきました。(殿本は)防御のうまい、バランスの良い選手。そこをどう崩すか。でも、僕はダイヤ(モンド・レフト)を磨いてきたので、期待してください!」。
日本ユース・フェザー級王座は獲得しているものの、正式なタイトルマッチは今回が初めてとなる殿本は「このチャンスを逃してしまったら次に続かないので、しっかりと一回で決めたい。(清水は)すごい長身でやりにくそう。普通のボクサーとは違う角度からパンチが飛んでくるし、拳も硬いって聞いてます。でも、僕は失うものが何もないので、それをぶつけるだけ。しっかり倒して、しっかり獲ります」
井上浩樹:左ボクサー 15戦15勝(12KO)
永田大士:左ボクサーファイター 17戦14勝(5KO)2敗1分
清水聡:左ボクサー 9戦8勝(8KO)1敗
殿本恭平:右ボクサーファイター 12戦9勝(4KO)2敗1分
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