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2022-08-16

【競泳インターハイ2日目】小東真皓が男子100m背泳ぎを初制覇!

接戦の男子100m背泳ぎを制した小東(写真◎スイミング・マガジン)

インターハイ[競泳]は8月16日、高知市東部総合運動場[くろしおアリーナ]で2日目が行われ、男女8種目で高校チャンピオンが誕生。男子100m背泳ぎで小東真皓(大阪・四條畷学園2年)が初優勝。ブダペスト世界選手権代表・吉井萌萌花(大阪・近畿大附3年)が女子200m自由形で連覇を達成するなど、各種目で熱戦が繰り広げられた。

 大接戦となった男子100m背泳ぎは、小東真皓が55秒47の自己ベストで勝利をもぎ取った。予選を1位通過して迎えた決勝ではスタートから落ち着いて入り、50mを4番手でターン。そこからひとかきごとに追い上げ、トップでフィニッシュした。タイムは55秒47で自己ベストをマーク、日本水泳連盟の定めるナショナル標準も突破するすばらしい結果だった。ところが、表彰式を終えた小東はさほどうれしそうではない。
「もちろん優勝はうれしいですが、54秒台を出して日本ランクひと桁台に入るのを目標にしていました。こんなタイムではシニアの人たちには勝てないですし、今回優勝したからと言って、世界の中では日本の高校生の1番というちっぽけな存在に過ぎません」
 ここまでストイックに自分を律するのは、日本の男子背泳ぎを近い将来、引っ張る存在になりたいという気持ちがあるからだ。
「入江陵介さん(イトマン東進)が若い世代はもっと頑張れというようなことをおっしゃられていて、僕たちは期待されているのかと思うとうれしいですし、入江さんの後継者となれるように必死に頑張りたいと思います」
 強い眼差しで決意を語っていた。

吉井萌萌花が世界選手権代表の意地を見せ200m自由形連覇

 6月のブダペスト世界選手権に高校生で唯一出場した吉井萌萌花が女子200m自由形で連覇を達成した。ただし、目標としていた1分59秒64の大会記録更新はならず、「前半からいくぞという気持ちがたりなかった」と反省。3位通過となった予選も含め、思い描いていたレースができなかったという。
 要因として感じているのは、大会前の練習で自信を作りきれなかったことだ。
「高1のときなどは練習がつらくて泣くほど量をこなして追い込んでいて、それが思い出になっているくらいですが、今は質を重視した練習に変わってきているので、全力を出しきったという感覚になっていないのだと思います。だから、やってやるぞ、という気持ちになりきれなかったのかな、と。質を求める練習でも自信を得られるようにやっていかなきゃいけないのかなと思います」
 シニアで勝負するための移行期だからこその悩みとも言えるが、こうした中でも結果を積み上げていくこともまた、自信につながっていくはずだ。
「万全な状態ではありませんが、明後日の100m自由形でも勝ちたいという気持ちがあります。連覇できるように頑張りたいと思います」
 最後にはすっきりした表情でこう話し、気持ちを切り替えていた。

女子200m自由形で連覇を達成した吉井(写真◎スイミング・マガジン)

 インターハイ競泳は明日3日目を迎え、男女個人8種目とリレー2種目で決勝が行われる。

★本日の優勝者
(2日目/8月16日)

【男子】
▼50m自由形
1位/重藤 流世(四條畷学園3年)22.77
▼200mバタフライ
1位/小池 貴之(報徳学園2年)1.59.54
▼200m自由形
1位/森本 勇気(九州学院3年)1.50.94
▼100m背泳ぎ
1位/小東 真皓(四條畷学園2年)55.47

【女子】
▼50m自由形
1位/大嶋 千桜(四條畷学園2年)25.34
▼200mバタフライ
1位/関根 倖彩(春日部共栄2年)2.12.00
▼200m自由形
1位/吉井萌萌花(近畿大附3年)2.00.08
▼100m背泳ぎ
1位/森田 眞心(福大附属若葉3年)1.02.02

※スイミングマガジン10月号(9月10日発売)では予選をふくめた全リザルトを掲載予定。
リレーも4人全員のフルネームとともに掲載いたします!

文◎佐藤温夏(ライター)

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