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2022-09-06

【アメフト】電通が最後のプレーで決勝FG 逸材加入の富士フイルム、あと一歩届かず X1エリア開幕

【電通 vs 富士フイルム】試合最後のプレーで、決勝FGの電通K廣田。富士フイルムDB小松のブロックはわずかに届かず=撮影:小座野容斉

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アメリカンフットボールのXリーグ「X1 エリア」は9月3日に開幕した。富士通スタジアム川崎の電通クラブキャタピラーズと富士フイルムミネルヴァAFCの1戦は、電通が試合最後のプレーでフィールドゴール(FG)を決め、辛勝した。

電通クラブキャタピラーズ○24-21●富士フイルムミネルヴァAFC
(2022年9月3日、富士通スタジアム川崎)

【得点経過】
電通 1Q 2:28 QBアーロン・エリス→WR河波正樹, 27ヤードTDパス  [7-0] 
富士フイルム 1Q 7:23 QB鈴木貴史→WR桑原司, 29ヤードTDパス  [7-7]
電通 2Q 11:39 QBエリス→WR河波, 1ヤードTDパス  [14-7]
富士フイルム 3Q 2:32 QB鈴木→WR別府紘行, 19ヤードTDパス  [14-14]
電通 3Q 6:09 RB遠藤集, 3ヤードTDラン  [21-14]
富士フイルム 4Q 10:46 #12 QB鈴木→WR桑原, 6ヤードTDパス  [21-21]
電通 4Q 12:00 K廣田祐, 31ヤードFG  [24-21]

 電通がタッチダウン(TD)で先制し、富士フイルムがその都度追いつく展開となった。
 試合残り時間1分14秒で三度同点とされた電通は、新外国人QBアーロン・エリスが、それまであまり狙っていなかったWR南賢人に3回連続でパスを成功。さらに、この日のNo.1ターゲットWR河波正樹にパスを決めると、次のプレーではスクランブルで6ヤードをゲインした。
 富士フイルムは、琉球大出身のLB益本有人が激しいヒットで、ファンブルフォースしたかに見えたが、エリスのスライディングが一瞬早く、そこでダウンの判定。 電通は控えのQB伊藤宏一郎がQBキーパーでさらにボールを進めると、残り3秒で最後のタイムアウト。K廣田祐の蹴ったボールは、ゴールポストを超えてサヨナラFGとなった。富士フイルムは、ルーキーDB小松泰登が左サイドからブロックに入ったが、惜しくも届かなかった。

実力が拮抗する激戦区となったX1エリア

=撮影:小座野容斉


 電通は昨年までのエースQB柴崎哲平がX1スーパーのオービックシーガルズへ移籍。新エースとなったQBエリスは欧州のプロリーグELFでプレーしていた。パスで2TDながら1インターセプト、粗さも同居している。IBMビッグブルーでエース格だったRB遠藤集が移籍後最初の試合でTDラン。さらにシルバースターから移籍のWR南が終盤で貴重なキャッチを見せた。

 富士フイルムは、今オフ精力的な補強でチームを強化した。元日本代表TEで、オービックシーガルズでは「デカモリ」の愛称で知られた森章光がレシーバーとして加入した。さらにルーキーでは、昨年の関学大主将DL青木勇輝や法大の副将WR小山昭瑛、さらに、もう少しでFGブロックだったDB小松も日大副将。甲子園ボウル経験者が加わった。

=撮影:小座野容斉

 ポジションは違えど皆190センチ級の大型プレーヤーで、これまでの富士フイルムにはなかった力強さをチームにもたらしている。エースQBの鈴木貴史はパス251ヤード3TDで0インターセプトと、電通の米国人QBエリスを上回った。

 実力が拮抗する激戦区となったX1エリア。「戦国リーグ」の名にふさわしい好ゲームが、これからも続くことを期待したい。

     ◇

 X1エリア 第1節のその他の試合結果は次の通り。

警視庁イーグルス○21-7●品川CC ブルザイズ
(2022年9月4日、富士通スタジアム川崎)

名古屋サイクロンズ○10-3●三菱商事クラブトライアックス
ペンタオーシャンパイレーツ○21-6●アズワンブラックイーグルス
(2022年9月4日、MKタクシーフィールドエキスポ※)

※ネーミングライツにより、9月1日「エキスポフラッシュフィールド」から名称変更した。

【小座野容斉】

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