2月13日、東京・後楽園ホールで1年10ヵ月ぶりに復帰戦を行う元WBC世界フライ級チャンピオン比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)が10日、記者会見を開き、マス・スパーリングも公開。現在の心境を語った。
写真上=再び立ち上がった比嘉。15勝15KOの強打は甦るか
具志堅会長(左)、友利正トレーナー(右)と会見する比嘉
比嘉が公の場に姿を現すのは、2018年4月のクリストファー・ロサレス(ニカラグア)戦で悪夢の計量失格、そしてプロ初黒星を喫して以来。体も大きくなった印象の比嘉は「約2年ぶりに決まった試合。待たせた人たち、応援してくれたファンのために頑張ります」と、緊張した面持ちであいさつした。
試合をひと月後に控えた現在の心境は「いつもどおりの練習をして試合に臨みたい」とし、再起の理由については「普通の生活をしようと思ったが、その生活を2年やったので、もういいかなと思い、またボクシングに戻ってきました」と長い間の葛藤をしのばせた。この期間は「自分から望んで休んだので、つらかったことはない」という。
ロサレス戦については「減量に失敗することは自分の中でわかっていたが、試合に負けてもいいとは思わず、勝ってやめようと思っていた」と振り返る。「負けたのは予想外だったが、(試合の)1時間後には、食べたり飲んだりできることに幸せを感じた」と明かした。
江藤光喜(右)と2ラウンドのマス・スパーリングを公開した
ブランクの間は「普通に飲んで食べて、遊びに行って、という感じです」と比嘉。いまは60キロまで絞ったが、最高で67~68キロぐらいまで増えたという。壮絶な減量苦から解放され、一時は「もうボクシングは、いいかな」とも思ったが、気持ちが変わったのは父に相談したときだった。ボクシングをやめるつもりで「アルバイトする」と申し出たが、「今、毎月使っている額の方がバイト代より高い。破産するぞ」と父に言われ、「それでやる気出ました」。
半年ほど休んで再開した練習は「週1回から始めて、それから3回に増えたり、行かなくなったり」。本格的には日本ボクシングコミッションに出場停止処分の解除を申請した昨年9月、香川でのキャンプからだったという。10月13日には処分も解け、練習を本格化させてきた。
友利トレーナーのミットにパンチを打ち込む
会見後は同僚の江藤光喜と2ラウンドのマス・スパーリングを公開。動きにスピードを欠いた比嘉は1ラウンド目で息が上がり、「それは俺だろ?」と江藤に突っ込まれるなど、ブランクの錆はまだ落とせていない様子だった。2月13日、8回戦で戦うフィリピン・バンタム級11位ジェイソン・ブエナオブラは、戦績7勝4KO4敗3分、比嘉を身長で7センチ上回るサウスポー。「倒して勝ちたい」という比嘉は、これから1ヵ月でどこまで調子を取り戻せるか。具志堅用高会長は「2試合ぐらい様子を見て、年内には世界チャンピオンに挑戦させたい」とプランを語った。強打の復活に期待したい。
あと1ヵ月でどこまで調子を取り戻せるか
文◎藤木邦昭
写真◎本間 暁
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