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2022-11-14

【アメフト】関東大学リーグは早大と法大の全勝対決に。11月23日に優勝をかけて対戦

10回のキャリーで150ヤードを走った法大のエースRB星野

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関東大学アメリカンフットボールは11月13日にTOP8二次リーグ第2節が行われ、早大と法大が全勝を守った。早大は明大を24-17、法大が中大を36-22で下した。両校は11月23日に優勝をかけて対戦する。

早大は試合開始のキックオフで、リターナーの佐久間優毅が94ヤードのキックオフリターンタッチダウン(TD)で幸先よく先制する。続く明大の攻撃では、ディフェンスバック(D B)の間瀬琢巳がインターセプト。相手陣33ヤードからの攻撃となったが、このチャンスを生かせなかった。クォーターバック國元孝凱の投じたパスを明大のDB野村馨がエンドソーン内でインターセプトした。

互いにフィールドゴール(F G)で加点。前半終了まで1分32秒で攻撃権を得た明大は、Q B吉田拓郎が、W R羽深素へ11ヤードのT Dパスで締めくくり、10-10として前半を折り返した。

後半最初の明大の攻撃を3&アウトとした早大は、続く攻撃でランニングバック(R B)花宮圭一郎が35ヤードを走りきりT D。明大の第4ダウンギャンブルを止めた次の攻撃では、QB石原勇志が30ヤードを走ってT D、24-10とリードを広げた。

明大は第4Qに入り、インターセプトで得たチャンスにR B廣永晃太郎のTDで追い上げ、試合終了間際には、早大ゴール前5ヤードまで迫ったが、インターセプトでチャンスを失った。

「選手たちが緊張していて、リズムに乗れない1日でした」と早大の高岡勝監督。法大との全勝対決に向けては、思案顔を見せた。

「星野(凌太郎)君をどうやって止める? 高津佐(隼世)君をどうやって止めるんだ? 悩ましいところです。法大はラインも大きく、どうやって攻略するか。目指してきたヒットとタックルがしっかりできる自分たちのフットボールをやり切るしかないでしょうね」

法大は、エースR B星野が随所で効果的なランを見せるとともに、ルーキーの高津佐が躍動した。

先制したのは中大。最初の攻撃でRB三沢大地と北原健作のランで前進し、QB西澤慧介のランで締めくくった。

法大は次の攻撃シリーズは星野のランと高津佐のパスレシーブでゴール前2ヤードに迫ると、ルーキーR B小松桜河がT Dで追い上げた。法大はその後もFG、RB廣瀬太洋と高津佐のランT Dで加点し、30-7と大きくリードを広げた。

中大は第4クォーターにQ B西澤がタイトエンド(T E)松下裕貴やWR堺康士郎へのTDパスで追い上げたが及ばなかった。

「チームとして目立ったミスはないが、1人1人がやるべきことを完遂できているかというと、詰めが甘いところがある」と、富永一監督は、快勝にも厳しい言葉を選んだ。早大との全勝対決にも油断は見せない。

「早大のオフェンスは『オレらはこれでやるんだ』と精度の高いオフェンスをしている。我々が止めることができるのか。ディフェンスは強い。どう攻略していくか。準備が10日間しかないが、すべきことをして臨みたい」

関東大学リーグTOP8の優勝を決める早大と法大の試合は、11月23日(水・祝)、横浜スタジアムで16時45分にキックオフされる。

早大は、第3QにR B花宮のTDで17-10とした早大は、第3QにR B花宮のTDで17-10とした

早大のQB石原が突進する
早大のQB石原が突進する

試合終了4秒前に早大のDB安藤慶太郎がインターセプト
試合終了4秒前に早大のDB安藤慶太郎がインターセプト

第1Q、法大はルーキーR B小松桜河がTD
第1Q、法大はルーキーR B小松桜河がTD

法大RB廣瀬太洋がゴール前で中央を突いてTD
法大RB小松桜河がゴール前で中央を突いてTD

第3Q、法大は高津佐のTDランで30-7とリードを奪う
第3Q、法大は高津佐のTDランで30-7とリードを奪う

中大は、第4Qに2ポイントコンバージョンを決めて2ポゼッション差としたが
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