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2022-11-15

【アメフト】同志社大、部活動停止は3カ月 1年間の経過観察期間も

 同志社大学は、アメリカンフットボール部ワイルドローバーに対する部活動停止処分の期限を3カ月(活動を停止した2022年9月9日から12月8日まで)とする決定を下した。体育会による1年間(2023年9月8日まで)の経過観察期間を設けるという。11月11日に、植木朝子学長名で大学のウェブサイトに掲載した。
 
 所属する統括団体である体育会の資格審査委員会が、アメフト部の存続に関して厳正な資格審査を行った。その結果、部活動停止の理由となった部員4人が準強制性交の罪で起訴された事案について、「クラブとしての組織的関与がないことが確認された一方、部内ルールの徹底に問題があった」として、上記の処分となった。

 今後、アメフト部はミーティング、ボランティア活動、小グループによるトレーニング等を通じ、クラブ内の規律性向上に取り組むことになる。

 体育会は、上記の決定を学生団体の統括団体である学友団に報告・了承を受け、大学もこれを追認しているという。

 同志社大によると、コンプライアンスの再認識と意識の徹底を目的として、2022年10月に弁護士を講師に招き、臨時の体育会研修会を実施したという。アメフト部も独自に、学生も社会市民の一員である自覚を向上させるための研修プログラムを10月から開始。
 大学全体でセクシャル・ハラスメントや性暴力等の実態を把握し、人権の尊さを見つめ直すことや性犯罪を防止することを目的として、2022年12月に外部講師を招いての研修会を実施するという。

 同志社大ワイルドローバーは、関西学生Div.1所属。活動停止前に1試合を戦い、1敗だった。関西学生アメフト連盟の理事会は、2022年シーズンの残り試合全敗扱いの最下位とすることを決定。入れ替え戦も不出場となり、2023年シーズンは2部に自動降格となっている。

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