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2022-12-08

根っこがなければきれいな花は育たない サッカー育成年代のカリスマ指導者が明かす「最強マネジメント術」(内野智章/著)

2022年12月19日発売
BBM1090186
四六判並製208頁
定価  1,760円(税込)
ISBN:978-4-583-11561-0 C0075

Contents

月刊誌『サッカークリニック』の好評連載「フットボールと選手育成」に加筆、再編集した新刊。ここ11年間で28人のJリーガーを誕生させた興國高校サッカー部の指導アプローチに迫るだけでなく、その後の人生、社会でも活躍できる人間にするための育成ノウハウをまとめた1冊。

【CONTENTS】
はじめに
第1章 選手の育成を考える
第1項 育成に大事な組織とは
監督の考えを共有できる組織
7つのチームを持つ利点
戦術面とメンタル面を組織で高める
積極的に対話することと空気を読むこと
第2項 中学年代の指導者に求めたいことは
 特長があって身体的成長を見込める選手
 明確なプレーモデルの価値
 いろいろなポジションを経験させる
 「世界で活躍できる選手育成」という考え方
 「プレーヤーモデル」も明確にできる
 「1-4-4-2」は宝を活かし切れない
第3項 正しく理解してもらうのにプロデュースは必要
 スタイルを理解した上で選んでほしい
 良さを正しく理解してもらうのは大切なこと
 「全国大会」を目標にしなかった理由
 「選ばれる側」は「選ぶ側」に合わせる
第4項 プロ選手に適したメンタリティーとは
 一つだけでも特長がある選手
 指導者として総合力を高める
 「追い込む」と「褒める」のバランス
 世渡りできる力の高め方と感受性の有無
 「自由が必要」な理由がある
 「痛い目」も良い経験になる

第2章 戦術理解が選手を育てる
第1項 選手育成と戦術指導
 戦術を理解するから相手の逆をつける
 戦術の知識と人心掌握術のバランス
 戦術的なポゼッションの効能
 感覚やセンスに頼りすぎない
 試合につながる練習をすべき
 サッカーは「後出しじゃんけん」
第2項 日本と海外の違い
 海外遠征を通じて感じた日本人の可能性
 人種の違いがスタイルや育成に表れる
 身長が低くても、ハイレベルの舞台で活躍できる
 「日本人は走れる」を前提に取り組む
 国民性がサッカーに与えるもの
 個人とグループの考え方
第3項 各ポジションに求められる選手の理想像
 選手を育てる意味でも役割を明確にする
 中盤としての要素+突出した武器
 まずは武器をしっかり身につけさせる
 「フットボール」を学ぶタイミングがある

第3章 高校サッカーの未来を考える
第1項 多様性や個性を認めて選手を導く
男子柔道日本代表に見る「可能性」
「移籍の自由」を選手に与えるべき
海外を知り、意識して日々を過ごす
遠征費を自分で稼いで価値を知る
第2項 これからの高校サッカー
 お金を気にせずにプレーできる環境
 スポーツに打ち込むためにスポンサーを募る
 選手の負担を減らす方法の一つとして
 「勝利」「育成」「魅力」がより大切になる

特別対談
内野智章×LISEM(サッカー系YouTuber)
サッカーも人生も楽しんでこそ

おわりに

【著者紹介】
内野智章(うちの・ともあき)
1979年生まれ、大阪府出身。現役時代のポジションはMF。初芝橋本高校(1年時に全国高校サッカー選手権大会に出場し、ベスト4進出)から高知大学を経て、愛媛FC(当時はJFL)に加入した。現役から退いたあとの2006年に興國高校(大阪府)に着任し、サッカー部の監督に就任。18年度にJFA U-18サッカープリンスリーグ関西への昇格を遂げ、19年度には全国高校サッカー選手権大会初出場を果たした。日本代表の古橋享梧(セルティック)、樺山諒乃介(横浜F・マリノス)、永長鷹虎(川崎フロンターレ)ら、ここ11年間で28人のJリーガーを誕生させている

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