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2022-12-11

【アメフト】福岡SUNSがX1スーパー残留 WR横山マクスウェルが快走、83ヤードTD決めた

【福岡SUNS vs パイレーツ】3Q、福岡SUNSのWR横山マクスウェルが、QB西山のパスをキャッチして快走。83ヤードのパスTDとした=撮影:小座野容斉

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アメリカンフットボールの国内トップリーグ、「X1スーパー」昇格をかけた入れ替え戦2試合が、12月10日、富士通スタジアム川崎で行われた。
 第2試合、X1スーパー・ディビジョンB6位のotonai福岡SUNSとペンタオーシャン パイレーツの一戦は、福岡SUNSがパスで2TDを奪って、粘るパイレーツを振り切って勝利。X1スーパー残留を決めた。

otonai福岡SUNS ○14-9●ペンタオーシャン パイレーツ
(2022年12月10、富士通スタジアム川崎)

 1Qは0-0だったが、2Q6分、福岡SUNSが、QB西山雄斗からWR城代慈英に18ヤードTDパスが決まって先制した。パイレーツは、2Q最後のプレーで、K赤津裕之が40ヤードのFGを決めて、3-7として折り返した。
 福岡SUNSは3Q11分に、QB西山がWR横山海マクスウェルに83ヤードのTDパスを決めてリードを広げると、パイレーツの反撃を4QのTD一本に抑えて逃げ切った。
 パイレーツは、X1エリアでラッシングリーダーだったRB柴田健人が8回14ヤードと封じこまれたのが痛かった。

知らない人が見ても『凄い』と思ってくれるプレーを

 鮮やかな一撃だった。3Q11分過ぎ、自陣17ヤードの2ndダウン14ヤード。QB西山が余裕をもって投げ込んだパスのターゲットは、X1スーパーでも屈指の快速レシーバー、マクスウェルだった。ボールを取ってタックルを1人かわすと、素晴らしい加速でエンドゾーンまで走り切った。パイレーツのDB陣がまったく追いつけなかった。

 マクスウェルは「ショートポストで、本来はファーストダウンを取るためのパス。プレーが決まって、ディフェンスの隊形を見たら、これは決められると確信した。『西山さん、とにかく、僕に投げてくれ』と念じていた」という。

 今春、カナダのプロフットボールCFLの地域コンバインでは、日本のレシーバーとして、40ヤードのタイムは最速だった。その脚力を存分に披露した。

 チームは、X1スーパーに残留。マクスウェルは「今日みたいに、フットボールを知らない人が見ても『凄い』と思ってくれるプレーを来季はもっと決めたい」と目を輝かせていた。

【小座野容斉】

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