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2022-12-18

【アメフト】関学大・大村監督「後半だけ取れば、一番いいゲームができた」 2022甲子園ボウルレビュー (1)  

【関学大 vs 早大】サイドラインに立つ関学大の大村監督。左は占部主将=撮影:佐藤誠

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全日本大学選手権決勝、第77回毎日甲子園ボウル
関西学院大学ファイターズ○34-17●早稲田大学ビッグベアーズ
(2022年12月18日、阪神甲子園球場)
関西学院大学が、5年連続33回目の優勝

 試合を終えた関学大・大村和輝監督との一問一答は次の通り

――改めて勝利の感想を

前半はバタバタして、いま少しの展開でしたが、後半はオフェンスがちゃんと踏ん張って、アジャストしてやってきたので、チームとしては、後半だけ取れば、一番いいゲームができたかなと思います。非常に良かったと思います。

――アジャストというところでは、鎌田くんが入って変わったと思うのですが、狙いは?

凝ったプレーとかせずに、テンポよくパスすれば通るなということはわかっていたので、そういうプレーをもう少し積極的にやろうということで、星野が、スクランブルとか、個人では非常に良かったのですが、彼もいいので、使いながら、入れようということで、

――予定通り?

アジャストしたのがうまくいったと思います。

――前半の星野くんの評価を改めて。

星野は良かったと思いますよ。パスはずっと空いていたのですが、オフェンスラインがもうひと踏ん張りできなかったということだったので、もう少し限界のプレーをすれば、まあまあ、個人技を発揮して良かったと思います。1年生で。

――星野くんの働きで、後半の早稲田のディフェンスに影響を与えたという面もあるのですか。

どうですかね。星野と鎌田で守り方を変えてくることはあったと思うので、直接どうかわからないのですが。

――最後のオフェンスシリーズ、占部主将を入れていたのと思うのですが、それは彼の1年間の労に報いたのですか。

いつも我々は甲子園で勝っていたら、4年生シリーズをするので、ディフェンスも4年生全員出しましたし、オフェンスも全員出しました。うまいこと行きました。オフェンスが回ってこないかと思いましたから。

――前島くんは相変わらず、大舞台では強かった。

そうですね。なんかね。強いですね。彼も練習と試合で波がないというか、メンタル的に安定していますし、助かります。

――鎌田君は出ないかと思っていましたが

前の西南(学院大)戦から、だいぶ本人が、ようやく吹っ切れた感があって、地に足がついたプレーができるようになったし、雰囲気がだいぶ変わっていたので、まあまあ前半の感じだと投げられるのではないかと思いましたた。自信を持って送り出しました。

――余裕のあるプレーぶりが見えたのは、そういうところが。

色々やっているのですが、失敗が多いので、そこは本当に。そこを決め切れるのが、我々のオフェンスだったのですが。そこは反省ですね。

――戦前から最後はいい試合をしたいということでした。今日はいい試合?

後半は。ディフェンスは前半、よく踏ん張ったと思います。多少ミスはありましたが、いい出来だったと思います。後半は、良かったと思います。

――シーズン後半から(トゥロター)ショーン礼が出てきたのは大きかったですね。

そうですね。彼も真面目なんですよ。すごく。基本的な練習をきちんとやるので、入ってきた当初より、うまくなっている。フィジカルだけでやっているのではないので。そういうのも大きかったと思います。

――来季に向けては

オフェンスをまた一からやり直しだなと思います。特にオフェンスライン。ボックス内の細かいところの積み上げが落ちてきているので、一からやり直さないといけないと思います。ディフェンスはメンバーが落ちないのですが、やっぱり、後ろのDB育成をやらなければいけないなと。

――5連覇については

それはどうも思っていないというか、結果、5連覇になっただけという。もともと連覇を狙えるほど力はないと思っていますし、結果がそうだっただけと思っています。

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