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2023-03-02

【BBMカードコラム(#2023-2)BBM女子プロレスカード2023 ー前編ー】今年もチェキの季節(?)になりました

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BBMカードの編集担当が自ら手がけたアイテムに込めた思いをお伝えする連載企画。
今回は「BBM女子プロレスカード2023」です。



やっぱりチェキが好き?
 今年も無事、BBM女子プロレスカードを発売することができました。発売前から予約完売というお店も多かったようで、大変ご迷惑をお掛けいたしました。皆さんが“推し”の選手を引き当てられていると良いのですが。

 今回もチェキが人気を呼んでいるようです。本年度版は新型コロナウィルスの流行が治まってきたことで、レギュラーの直筆サインカードが海外勢など一部を除き「直書き版」に戻すことができたのですが、それでも「すべてが1 of 1」のパワーはケタ違いのようです。

 チェキは本作の中で唯一、編集者に手が出せない世界。せいぜいシャッターを押すこととシリアルのラベルシールを貼るくらいのことしかできません。デザインをあれやこれや考えたりもすべて選手の手によるものです。だからでしょう、やっぱり皆さん、チェキが好きなんですね。

 ここでは前後編の二度に分けて逸品の数々をご紹介。後編では毎年恒例の“チェキ番長”を独断と偏見で決めたいと思います。まだここまで書いている時点でも決めかねているんですけどね。


メッセージを書き添えた王道系

 まず最初にご紹介するのは、本作で唯一、20枚封入されている666のラム会長。撮影時に黒コス、赤コスの2パターンをご用意いただいたので、ともに10枚ずつ撮影させていただきました。実はスチールではもう1種、撮影したのですがそれはまた別のお話なのでチェキはありません。諸々、お察しください(笑)。

 ラム会長のチェキはまさに「王道」。サインとひとことメッセージをシンプルに黒ペンで書き添えたものですが、一つひとつよ~く見ていくと微笑んでしまう方、きっと多いのではないでしょうか? なんか年代的に、どストライクなことが書かれている気がするんですけど……。やっぱ会長、素敵です♪

ラム会長赤コス。黒コスはタイトルバックにしています。なおシリアルは通し番号にしています
ラム会長(赤コス)
※黒コスはタイトルバックにしています。なおシリアルは通し番号にしています


 王道系から2人目は、今回が初カードの神姫楽ミサ選手(JUST TAP OUT)。1枚1枚にぎっしりとメッセージを書き込んでくれました。小さい字なのにとてもきれいで読みやすく、絶対に引き当てたら嬉しくなるチェキです。神姫楽選手は直筆サインカードでも必ず、漢字の上に「かぐら」とふりがなを書いていました。確かに読みが難しいですからね。カードを通しての初めましてを考えてのお心遣い、ありがとうございます。是非、今後の彼女にも注目してみてください。

神姫楽ミサ
神姫楽ミサ

 王道系の最後は東京女子の鈴芽選手。今回もきれいな読みやすい文字で書いてくれました。実は今回、サインカードをお願いする際に、制作担当が一番苦労(?)したのが鈴芽選手でした。鈴芽選手のイメージカラーと言えば、黒と黄色。なのに毎年黒ペンでしかサインをお願いできていなかったのは、ちょうど良い黄色のサインペンがなかったためです。油性ペンの黄色は色が薄く、不透明のマーカーはひび割れしやすいものだったりしたので、何か良いペンはないかと大型文具店から画材店まで、いろいろさまよい歩きました。実際にサインシールを持参し、ここに書くのはどのペンが良いかと店員さんにも相談した結果、これならというものをついに発見! そのペンでシークレット版のサインを書いていただきました。でも、チェキは黒ペンだけでしたね(苦笑)。というわけで、鈴芽選手はチェキだけでなくシークレット版のサインカードもご覧ください。

鈴芽
鈴芽

鈴芽シークレットサイン
鈴芽(シークレットサイン)


今年も“裏番長”は攻めてます!

 さて、毎回異色すぎる作品を仕込んでくれているのが“チェキの裏番長”と勝手に命名している東京女子の難波小百合リングアナ。選手ではないので番長の資格(なんだそれ)はないため“裏番長”なのですが、今回もさすがという逸品をご提供くださりました。でも、他のリングアナウンサーの方も素敵な作品をくださったのでまずはそちらから。

 はらあいさんのチェキは、パステルカラーのマーカーを駆使した作品が多い中で、ご本人様もイチオシなのがシネマタイプ。でも何故にホラー系……!? 裏面にもたくさんメッセージを書いてくれています。日付入りサインというのはなかなか珍しいですね。

はらあい(表)
はらあい(裏)
はらあい

 続いてYMZや魔界の鬼道丸でもおなじみの望月彩さん。こちらもパステルマーカーを駆使していますが、おにぎりやスイーツなどのイラストも満載です。撮影のためにリングアナ用衣装の完成を早めてくれたり、商品名を書き添えてくれたり、裏面のメッセージも通常のシリアルラベルを貼れるようにご配慮くださるなど、本当にありがたい限りです。

望月 彩(表)
望月 彩(裏)
望月 彩

 最後は裏番長。今回も10枚すべてが異なるタイプで、写真を撮るときからいろいろと工夫をしてくれました。ホラーじみたもの、毎年恒例の干支にちなんだもの、なんだかピカピカしとるなんとかチュウっぽいもの、ついに選手としてもデビューするかい!? って感じの見事なエルボーなどいずれも大作ですが、やはり今年も最後の1枚で大仕掛けがありました。撮影時も随分と大きなポーズをとるなぁと思っていたんですけどね(全身入らないよ~と言った記憶があります)。その1枚だけ切り取ってもみましたので、あわせてご覧ください。今回も無事に封入してくださった印刷所のご担当者様、ありがとうございます。とりあえず、私もなわとびで減量しようかなぁ……(たぶん、しない)。

難波小百合
“裏番長”のなわとびチェキ。やっぱただ者じゃない
難波小百合
“裏番長”のなわとびチェキ。やっぱただ者じゃない


結局、キャベツの意味は……?

 再び選手たちの作品に戻ります。今回も独特の世界観を見せてくれたのがアイスリボンのYappy選手。ペンにシール、テープも駆使したど派手なものになっています。そして目を引くのがキャベツ。スチール撮影終了後、チェキ撮影を行おうとしたら、ちょっと待ってと言い残しスタジオの外へ駆け出しました。コスチュームに上着を羽織っただけで……。街を駆け巡ったのか、十数分後に息を切らして戻ってきたYappy選手の手には、このキャベツがありました。「分かる人には分かるんです!」と言われてもポカン顔のスタッフを尻目にご満悦の様子だったので、まぁいいでしょう。まぁいまだにキャベツの意味は分かっちゃいませんけど。

Yappy
Yappy

 1枚ごとにフレームを彩色してくれたのはCOLOR'Sの網倉理奈選手。実際、こういうチェキフィルムもありますね。イメージカラーのオレンジはもちろん、ユニット名通りの様々なカラーがとても楽しいです。サインは銀のマーカーで、メッセージには黒ペンなども使われていて、とても読みやすくなっています。

網倉理奈
網倉理奈

 前編の最後にご紹介するのはシークレットベースの七星選手。今回が初カードです。網倉選手と同じように、マーカーでフレームを彩色したり、お名前通りの七つの星を描いたりといろんなパターンで賑やかな作品となっています。最後の1枚は思いをありったけ書き込んでくれたというところでしょうか。今後がさらに楽しみな、新たなチェキ職人が誕生しましたね。

七星
七星

 というわけで、次回はいよいよチェキ番長の発表です。大本命の乃蒼ヒカリ選手が返り咲くのか、今回も謎すぎる作品を投入してきたマドレーヌ選手が連覇するのか、それとも……。こうご期待!
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