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2023-03-22

アンダーアーマーからカーボンプレート搭載シューズが登場

アンダーアーマー初の厚底カーボンプレート入りレーシングシューズ「UAフロー ベロシティ エリート」が新登場

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アンダーアーマーが、カーボンプレートシューズ界にいよいよ本格参戦する。その名は、「UAフロー ベロシティ エリート」。 カーボンプレート搭載のトップモデルでありながら、一般ランナーでも履きこなせる1足に仕上がっている。

マラソン向け
カーボン搭載モデル

トレーニングウエアブランドとして確固たる地位を築いているアンダーアーマーは〝勝利を追求するアスリートをギアでサポートする〞というコンセプトを掲げ、日々開発を行っている。ランニングギアでも、自己ベスト更新を目指すランナーに向けた「フローシリーズ」をリリースしてきたが、まさにこのブランドポリシーを体現した新モデルが4月1日に発売になる。その名は「UAフロー ベロシティ エリート」。フルレングスのカーボンプレートを搭載した、シリーズ最高峰のレーシングモデルだ。

UAフロー ベロシティ エリートには、効率良く前に進むシューズという大前提のほかに、2つの特徴がある。

1つは、マラソン向けに開発したシューズであること。5km、10kmの比較的短い距離であれば、最後まで脚がもつので、とにかく反発性に長けたソール素材とカーボンプレートとを組み合わせれば速く走れるが、42kmのマラソンになると、そうはいかない。レース終盤でも、推進力を維持できるように開発を重ねた。

そしてもう1つの特徴は、誰もが履きこなせるという汎用性の高さである。フォアフット着地はもちろん、ミッドフット着地でも反発を十分に得られる上に、身長150cm台の女性アスリートから、体の大きなアメリカンフットボールの男子選手まで性別や体格に関係なく、誰でもカーボンプレートの恩恵を受けられる1足を目指したという。

2種のソールで
カーボンを挟む

ここからは、この2つの特徴を生み出しているミッドソールの構造を見ていこう。

ソール素材は、2種類。上層部には軟らかく、エナジーリターン率が70%以上という反発性に優れるぺバックスフォームを、下層には、従来の「フロー」フォームよりも、クッション性と反発性を高めた「スーパークリティカルフロー」を搭載。

この2つのフォームの間に、カーボンプレートが挟み込まれている。しかも、角度をつけてカーボンプレートを配置することによって、上に向かいがちな反発力を前方向に転換させる構造になっている。

一般的には、アウトソールと呼ばれるシューズの底には、グリップ力と耐久性を高めるためにラバーを使うのだが、その分、重量は増加する上に、世界陸連の規定内のソール幅40mmに収めるために、ミッドソールの容量を減らさなければいけないというデメリットが付きまとう。

しかし、UAフロー ベロシティ エリートにはラバーがない。スーパークリティカルフローがグリップ力に優れるために、むき出しでも問題がないからだ。これによって、軽量化と、フォームの増量による反発性の向上に成功している。

走らされるのではない
自然に前に進む感覚

履き心地はというと、実際に走った第一印象は、弾んで前に進むというものだった。

カーボンプレート特有の硬さは感じられず、むしろ軟らかさのほうを感じる。この軟らかさが、ぺバックスフォームの特性なのだろう。かといって、着地時に沈み込む感覚はなく、弾むように前進できるのはカーボンプレートを搭載しているからこそだ。

面白いのは、3〜4kmも走ると、印象が変わったことだった。脚になじんできたのか、弾む感覚が薄らぎ、大きな力を加えなくても、自然に体が前に進んでいくという印象に変わった。

シューズに走らされているという感覚が少なく、このまま長い距離でも走っていけそうな気がする。マラソンレース用に開発したというのも納得だ。

誰でも履けるのが特徴ではあるが、特にカーボンプレートシューズを初めて履く人や、マラソンで履きこなせるカーボンプレートシューズを探している人、過去にカーボンプレート入りに挑戦したが、自分には合わないと苦手意識がある人は、一見の価値ならぬ、一履きの価値がある。きっとこれまでのシューズの概念を、いい意味で裏切ってくれるはずだ。

【解剖】
UA FLOW VELOCITI ELITE



A  WARP2.0アッパー
軽量で通気性に優れる。足を包むようにテープラインを格子状に配置することで、フィット感を高めている

B  TPEソックライナー
ぺバックスフォームに包み込まれるように、中敷きのTPEソックライナーを配置

C  ぺバックスフォーム
軽量・高反発のフォーム。軟らかいため、カーボンプレートの硬さを和らげるとともに、反発を高める

D  カーボンプレート
ランニングのために開発した、高い反発力を生むカーボンプレートをフルレングスで搭載。厚さは1.2mm

E  スーパークリティカルフロー
超臨界流体発泡による成形をされた新ソール。従来の「フロー」よりも軽く、反発性に優れる


UAフロー ベロシティ エリート
¥26,400
23.0〜30.0cm(ユニセックス)
特設サイトはこちら


【もう1足のフローシリーズ】

UAフロー ベロシティ ウインド2


UAフロー ベロシティ ウインド2は、「フローシリーズ」のスピードモデル。接地感を感じられる薄めのソールが特徴であり、5kmや10kmのレースから、足を鍛えるためのトレーニングシューズとしても使える。ベロシティ エリートとの組み合わせならば、ベロシティ ウインド2でドリルやスピードトレーニングに取り組み、ベロシティ エリートでレースに臨むのがお勧め。18,700円。

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