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2020-06-20

【アメフト】みらいふ福岡が  東京の企業とスポンサー契約

アメリカンフットボールX1エリアのみらいふ福岡SUNS(サンズ)が6月19日、東京に拠点を置く企業とスポンサー契約を結んだ。契約セレモニーには、サンズの吉野至代表に加え、今季から加入しゼネラルマネジャー(GM)も兼任するWR栗原嵩、10年ぶりにアメフトに復帰するタレント「コージ・トクダ」こと徳田浩至も参加、秋のシーズンに向け健闘を誓った。

新スポンサーは、不動産業のGAテクノロジーズ

 サンズの新スポンサーに加わるのは、不動産業のGAテクノロジーズ(本社:東京都港区、樋口龍社長)。創業は2013年と若い企業で、当初は顧客だった吉野代表が勧誘した。今春の段階で、基本的に合意していたが、新型コロナの影響で締結が延期となった。6月19日から、都道府県をまたいだ移動も解禁となったため、この日東京の同社本社を訪れて調印の運びとなった。

 吉野代表は「GAテクノロジーズさんは、お付き合いを始めたときは社員十数人だったが、今は500人が働く会社となった。我々も若いチームなので成長する企業から学びたい」という。

 東京を本社とする企業からのスポンサーを受けたサンズ。将来の狙いの一つは東京進出だ。もちろん、本拠地を移転するわけではない。昨シーズンは、地元・福岡では1ゲームだけ、大阪・神戸へ遠征する試合が続いた。チーム運営費の中で移動費用が大きな割合を占める事態となった。

 栗原、徳田らネームバリューのある戦力が加入した今、吉野代表は「同じ遠征となるのなら、関東のチームと東京で試合をしてみたい」と話す。

 新型コロナウィルスの感染拡大で、今秋のシーズンがどうなるかは未定だが、「こういう時だからこそ、いつもとは違うチャレンジができる。良いチャンスだと思う」と話す吉野代表。その一つがフラッグフットボールだ。

「五輪種目化をフラッグで目指すという方針が固まった。我々も子どもたちへの普及に取り組んでいきたいし、サンズの選手がフラッグの練習をして、大会に出場するようなことも将来考えたい」と意欲を見せた。【小座野容斉】

GAテクノロジーズとスポンサー契約を結んだみらいふ福岡SUNS(サンズ)。中央は吉野至代表=サンズ提供

みらいふ福岡SUNS(サンズ)の吉野至代表=撮影:小座野容斉

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