上写真=佐川(右)は、気迫を見せる河村を徐々に痛めつけていき、最終8回にレフェリーストップに持ち込んだ 写真_佐藤伸亮
今度は、技巧派ぶりをたっぷり見せてのTKO勝利だ!──。13日、東京・後楽園ホールで行われたフェザー級8回戦は、日本フェザー級4位の佐川遼(24歳=三迫)が、日本スーパーバンタム級7位の河村真吾(28歳=堺東ミツキ)を丁寧なアウトボクシングで徐々にダメージを与えていき、最終8回2分40秒TKOに下した。
9月の前戦で、世界挑戦も経験したホープ松本亮(大橋)を右強打で倒した佐川。思いきりよく攻め込んでいく超攻撃型がものの見事にはまったかたちだ。が、この日は一転、技巧派ぶりを存分に発揮した。
河村は、9月にOPBF東洋太平洋フェザー級チャンピオン清水聡(大橋)に挑戦。奮闘したものの、4回TKOで敗れているサウスポーだ。
前戦の勢いのまま、佐川が攻め込むことも予想されたが、「河村選手のパンチが強いことも知っていたので」(佐川)、丁寧に得意の右をリードブローにして上下を攻め分け、リターン攻撃に賭ける河村の左ストレート、右フックをウィービングやサイドへの回り込みでかいくぐっていった。
「四六時中、イメージトレーニングをしていた」
「試合中、行きたくなる自分を『行くな』って呟きながら抑えました」
周到な準備と自己制御。そして、大きくなりかける右ストレートを試合中に修正する冷静さ。闘志のまったく衰えない河村を、中・長距離から弱から強、強から弱と緩急を使い分ける右で痛めつけ、最終回、右で効かせた後の連打でストップした。
バリエーションの豊かさを披露した佐川は、次期日本チャンピオン候補と言ってよいだろう。
チャンピオンは、激戦派の源大輝(ワタナベ)。そして1位は空間把握能力あふれる“天才”サウスポー、阿部麗也(KG大和)。2位につけるサウスポー日野僚(川崎新田)も、技巧派で好調。どの組み合わせになっても、おもしろいカードだ。
文_本間 暁
右目下の腫れは、「初回に頭が当たって」…。早い段階から腫れ止めをしたセコンドのファインプレーもあって、目は塞がらなかった 写真_本間 暁
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